熱田 公(あつた いさお、1931年2月5日[1] - 2002年9月3日[2])は、日本の歴史学者。神戸大学名誉教授。
経歴
和歌山県那賀郡上岩出村(現:岩出市)に上野家の次男として[1]生まれる。1943年和歌山県立粉河中学校に入学[1]。翌1944年中退[1]し、大坂陸軍幼年学校に入学する[1][3]が、敗戦により復員[1]し、和歌山県立粉河中学校に復学[1]し、1948年卒業[1]。1953年、卒業論文「中世末期における国人層の動向」をまとめ[4]、京都大学文学部史学科国史学専攻卒業。1960年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学、京都大学文学部助手となる。
1970年に神戸大学教育学部助教授に転任、1979年同教授、1992年神戸大学文学部教授。神戸大学を退職した後は、1994年から大手前女子大学文学部教授。兵庫県立歴史博物館館長も務めた。
1988年、遊戯史学会創設時の会長。
著書
単著
- 『日本を創った人々 大内義隆』平凡社、1979年
- 『集英社版日本の歴史11 天下一統』集英社、1992年
- 『中世寺領荘園と動乱期の社会』思文閣出版、2004年
監修・編著
- 『日本史の舞台5 室町絢爛の日々』集英社、1982年
- 『日本古文書学論集9』吉川弘文館、1987年
- 『戦乱の日本史6 下剋上の幕開け』第一法規、1988年
- 『赤松一族の盛衰』神戸新聞総合出版センター、2001年
- 『群雄たちの興亡 播磨戦国史』神戸新聞総合出版センター、2002年
論文
参考文献
脚注