熊本県立熊本西高等学校(くまもとけんりつ くまもとにしこうとうがっこう、Kumamoto Prefectural Kumamoto Nishi High School)は、熊本県熊本市西区城山大塘五丁目にある県立高等学校である。愛称は「西高」。
概要
- 歴史
昭和40年代の熊本市圏における普通科の公立高等学校は、濟々黌高校・熊本高校・第一高校・第二高校・熊本市立高校(現:必由館高校)など、市の中心部及び東部に偏在する傾向があり、その偏在状態を緩和するため、1974年(昭和49年)に設立、1975年(昭和50年)に開校した。2009年(平成21年)に創立35周年を迎えた。
- 生徒数の推移
かつては1学年に11クラスという時期もあったが、2011年(平成23年)4月現在、1学年9クラスにまで生徒数は減少している。
- 設置課程・学科・コース
全日制課程 普通科・理数科の2学科。また、普通科の中に体育コースを設置。
2020年(令和2年)より理数科を改変、サイエンス情報科を創立。
- 校訓
「清・明・和」
- 校章
校名の「西」を図案化したもの[1]。
- 校歌
作詞は初代校長の小管勇次、作曲は元熊本県立第一高等学校教諭の有馬俊一によるもの。3番まであり、各番とも「西高校」で終わる[2]。他にも西高応援歌(作詞 - 麦田孝秀(教諭)/ 補筆・作曲 - 岩代浩一)がある。
- 同窓会
「熊本県立熊本西高等学校同窓会西峰会(せいほうかい)」と称している。また、西高吹奏楽部(現:音楽部)OBが中心となって結成された市民吹奏楽団「WHO's ウインドアンサンブル」や宅地建物取引業に従事する卒業生の業界団体「宅建西峰会」、同窓会組織を母体に、藤崎八旛宮秋季例大祭に飾馬の奉納を行う「飾馬奉納 西峰會」もある。
沿革
部活動
運動部
なぎなた部
インターハイ優勝回数7回および5連覇はいずれも歴代最多記録である。
ラグビー部
文化部
- 音楽部 - 以前は吹奏楽部という名称であったが、幅広い音楽をという意向で現在は「音楽部」に改名されている。 毎年3月下旬に定期演奏会を西高太鼓部と共に行っている。
- 西高太鼓部
- 化学部(写真)- 2002年(平成14年)、2004年(平成16年)、2005年(平成17年)の全国高等学校総合文化祭に出場。
- 生物研究部 - 宇土半島に生息する外来種 「台湾リス」の調査活動がNHK熊本放送局のニュースで紹介された。
- 物理部
- 地学部
- 美術部 - 2004年(平成16年)全国高等学校総合文化祭に出場。
- 書道部 - 2002年(平成14年)、2004年(平成16年)、2006年(平成18年)全国高等学校総合文化祭に出場。
- 文芸部
- 茶道部
- 手芸部
- 英語部
- 古典文学部(かるた) - 普段は百人一首などをメインに活動している。2002年(平成14年)、2005年(平成17年)全国高等学校総合文化祭に出場。
- 放送部 - 2006年(平成18年)全国高等学校総合文化祭に出場。
- 新聞部(休部)
- 演劇部(休部)
年間行事
- 4月 - 入学式
- 5月 - 体育大会、県高校総体、県高校総合文化祭
- 7月 - 臨海実習(理数科)
- 2学期
- 9月 - 創立記念祭
- 11月 - 金峰山・本妙寺遠足
- 12月 - 修学旅行(1年)
- 3学期
事故・不祥事
死亡事故
- 2018年11月18日 - 本校の野球部(打者[5])の2年生男子生徒(当時16歳)[3] が、他校との練習試合中に頭に死球が直撃[3] し、翌19日に死亡する災害が発生した[3]。死因は外傷性のくも膜下出血と判明[3]
不祥事
- 2020年12月18日午後6時半頃、ラグビー部の3年生2人が部室に2年生を呼び出し左頬を平手打ちした結果、左耳の鼓膜が破れた。学校は事態を把握したが「集団的・日常的な暴力行為ではなく、学校内で指導した」として県教委への報告は行わず、3年生2人をメンバーから外し12月27日の第100回全国高校ラグビー大会に出場した[6]。
著名な出身者
交通・アクセス方法
- 最寄りの鉄道駅
- 最寄りのバス停
- 九州産交バス
- 「西高校前」バス停(正門前だが、便数は非常に少ない)
- 「西高校入口」バス停(熊本県道28号線沿いで、学校から多少距離があるが、便数は比較的多め)
- 最寄りの道路
脚注
関連項目
外部リンク
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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