熊坂 出(くまさか いずる、1975年3月17日[2] - )は、埼玉県浦和市(現:さいたま市)出身[3][4]の映画監督、脚本家、テレビドラマディレクター。埼玉県立蕨高等学校[5]、立教大学文学部英米文学科卒業[6]。
略歴
1998年、デジタルハリウッド[7]および立教大学文学部英米文学科を卒業。
2004年、自主映画『珈琲とミルク』を監督し、2005年、第27回ぴあフィルムフェスティバルでクリエイティブ賞、企画賞、審査員特別賞の三冠受賞。 第2回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で短編部門グランプリを受賞[8]。
2008年 - 第17回PFFスカラシップ作品『パーク アンド ラブホテル』が、第58回ベルリン国際映画祭で日本人で初めて同映画祭における主要賞の一つ、最優秀新人作品賞を受賞。第23回高崎映画祭で若手監督グランプリを受賞[9]。
2012年 、自主映画 『リルウの冒険』が、第6回シネマ・デジタル・ソウル映画祭にて日本人で初めてグランプリ、国際批評家賞をダブル受賞[10]。韓国で多大な影響力を持つ映画評論家チョン・ソンイル(정성일)は、同映画を「この5年で最も面白かった邦画ベスト5に入る」と評した[11]。
2017年 、映画 『茅ヶ崎物語』を監督。サザンオールスターズの名付け親として知られる音楽評論家の宮治淳一と文化人類学者の中沢新一が茅ヶ崎の謎をそれぞれの観点から二軸で紐解いてゆく内容で、桑田佳祐還暦祝いとして作られたプライベート作品だったが、映画を観た桑田本人の強い要望があり一般公開する運びとなった[12]。
その後はテレビドラマを主に制作しており、2018年、フジテレビ連続テレビドラマ『きみはペット』で第34回ATP賞テレビグランプリのドラマ部門で奨励賞を受賞[13]。2022年、MBSの連続テレビドラマ『liar』は、1話のTVerなどでの再生回数が深夜ドラマでは異例の180万再生を記録、MBS番組歴代1位となった[14]。
人物
ベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞受賞後の会見では、『もっと素晴らしい作品を作って、またベルリンに戻ってきたい』と述べた。[15]
作品
長編映画
短編映画
- 珈琲とミルク(2005年)
- じかんのじかん(2009年)
- 不審者(2016年)
テレビ作品
WEB配信ドラマ
SNS連続ドラマ
CM作品
- CM「しましまフレンズかくれんぼ」篇(2010年、ベネッセ)
- CM「しましまフレンズけんか」篇(2010年、ベネッセ)
その他
関連文献
脚注
外部リンク