濵口 道成(はまぐち みちなり、1951年2月19日 - )は、日本の医学者。専門は、腫瘍生物学、腫瘍生化学、細胞生物学。名古屋大学医学部学部長等を経て、2009年より2015年まで名古屋大学総長。2015年より科学技術振興機構(JST)理事長[1]。2022年より日本医療研究開発機構(AMED)先進的研究開発戦略センター長。
経歴
1951年、三重県伊勢市で生まれた[1]。1969年に三重県立伊勢高等学校を卒業し、名古屋大学医学部医学科へ入学した。1975年に卒業し、名古屋大学大学院へ進学。1980年、学位論文『P-Fluorophenylalanine存在下におけるインフルエンザウイルスNucleoprotein抗原の核内蓄積機構の解析』[2]を提出して医学博士号を取得し、医学研究科博士課程を修了。
- 職歴
- 1980年 名古屋大学医学部附属癌研究施設助手
- 1983年 名古屋大学医学部附属病態制御研究施設助手
- 1984年 名古屋大学医学部附属病態制御研究施設助教授
- 1985年 米ロックフェラー大学分子腫瘍学講座研究員
- 1993年 名古屋大学医学部附属病態制御研究施設教授
- 1997年 名古屋大学アイソトープ総合センター分館長
- 2001年 名古屋大学大学院医学研究科附属病態制御研究施設教授
- 2002年 名古屋大学大学院医学研究科附属病態制御研究施設長
- 2003年 名古屋大学大学院医学系研究科附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター教授
- 2004年 名古屋大学大学院医学系研究科附属医学教育研究支援センター長
- 2005年 名古屋大学大学院医学系研究科長・医学部長
- 2009年 名古屋大学総長
- 2015年 国立研究開発法人科学技術振興機構理事長、文部科学省科学技術・学術審議会会長[3]
- 2020年 国立研究開発法人協議会副会長、国立研究開発法人協議会連携協力分科会長[4]
- 2022年 国立研究開発法人日本医療研究開発機構先進的研究開発戦略センター長[5]
- 主な公職等
・文部科学省科学技術学術審議会会長
・UNESCO国内委員会会長
研究内容・業績
癌研究では、2007年、RNA干渉を利用して、治療が困難とされる胆管癌を選択的に縮退することに、マウスの実験で成功したことでも知られる。名古屋大学学長としてはアジアへのサテライトキャンパスの展開などでマネジメント能力を高く評価された[1]。
著作
- 訳書
- アット・ザ・ヘルム 『自分のラボをもつ日のために』 メディカル・サイエンス・インターナショナル、2004年。
- ラボ・ダイナミクス 『理系人間のためのコミュニケーションスキル』 メディカル・サイエンス・インターナショナル、2007年。
外部リンク
脚注
- 先代
- 三島良直
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- 日本医療研究開発機構先進的研究開発戦略センター長
- 2022年 -
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- 次代
- ー
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- 先代
- 野依良治
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- 文部科学省科学技術・学術審議会会長
- 2015年 -
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- 次代
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名古屋大学総長(第13代:2009年 - 2015年) |
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名古屋帝国大学総長 | |
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名古屋大学総長 ※1949-1992学長 |
- 第2代 田村春吉 1947-1949
- 事務取扱 生源寺順 1949
- 第3代 勝沼精蔵 1949-1959
- 第4代 松坂佐一 1959-1963
- 第5代 篠原卯吉 1963-1969
- 事務取扱/第6代 芦田淳 1969/1969-1975
- 第7代 石塚直隆 1975-1981
- 第8代 飯島宗一 1981-1987
- 第9代 早川幸男 1987-1992
- 事務取扱 松尾稔 1992
- 第10代 加藤延夫 1992-1998
- 第11代 松尾稔 1998-2004
- 第12代 平野眞一 2004-2009
- 第13代 濵口道成 2009-2015
- 第14代 松尾清一 2015-2022
- 第15代 杉山直 2022-
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前身諸学校・大学長 |
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名古屋医科大学長 |
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愛知県立医学専門学校長 | |
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愛知医科大学長 |
- 山崎正董 1920-1926
- 小口忠太 1926-1927
- 学長/事務取扱 藤井静英 1927-1931/1931-1932
- 事務取扱 田村春吉 1932-1933
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名古屋医科大学長 | |
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| | 名古屋大学附属医学専門部長 |
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名古屋帝国大学臨時附属医学専門部主事 | |
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名古屋帝国大学附属医学専門部長 | |
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名古屋大学附属医学専門部長 | |
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- 水野敏雄 1945-1946
- 事務取扱/校長 松原益太 1946/1946-1952
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