源 善(みなもと の よし)は、平安時代前期の貴族。嵯峨源氏、参議・源舒の子。官位は従四位下・右近衛中将。
経歴
宇多朝において、左衛門佐を経て、寛平7年(895年)五位蔵人に補任される。その後、右近衛中将等を務め、昌泰元年(898年)には宇多上皇の遊猟に供奉している。しかし、昌泰4年(901年)に発生した昌泰の変に連坐し、右近衛中将から出雲権守に左遷された。
勅撰歌人として、『後撰和歌集』には左遷された際の悲嘆を詠んだ歌が残る。
官歴
系譜
『尊卑分脈』による。
脚注
- ^ 『蔵人補任』
- ^ a b 『近衛府補任』
- ^ 『尊卑分脈』
参考文献
関連項目