満福寺(まんぷくじ)は、福島県田村郡小野町にある浄土宗の寺院。
歴史
807年(大同2年)、徳一によって開山された。その後、坂上田村麻呂が人馬の供養のために堂宇を建てたといわれている。それゆえ「家畜繁殖・守護」のご利益があるとされており、信仰を集めてきた[1][2]。
当寺には、江戸時代の洋風画家亜欧堂田善の奉納絵馬が残されている[2]。
また、境内には「昭和羅漢」というものがある。これは1985年(昭和60年)に小野町制30周年記念として、当寺に羅漢像を奉納するものである。2021年(令和3年)時点で508体が奉納されている[2][3]
文化財
- 絵馬油彩洋人曳馬図(福島県指定重要文化財 昭和55年3月28日指定)[4]
- 東堂山鐘楼(小野町指定重要文化財 昭和50年2月26日指定)[5]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 福島県高等学校地理歴史・公民科(社会科)研究会 編『福島県の歴史散歩(歴史散歩7)』山川出版社、2007年