渡辺 直由(わたなべ なおよし、1945年(昭和20年)8月6日[1] - 2013年(平成25年)7月23日[2])は、日本の政治家。岐阜県美濃加茂市長。御代桜醸造五代目[3]。
父親は美濃加茂市長や衆議院議員を務めた渡辺栄一。
経歴
岐阜県美濃加茂市出身。1968年(昭和43年)3月、慶應義塾大学経済学部卒業。美濃加茂商工会議所副会頭などを経て、愛知・岐阜・三重地区の商工会議所委員長、日本商工会議所理事、1997年(平成9年)10月から2005年(平成17年)7月まで岐阜県教育委員会委員を務め、この間2000年(平成12年)2月以降は委員長を務めた。
2005年(平成17年)8月、美濃加茂市長選挙に立候補し初当選。同年9月11日、市長に就任[4]。2009年(平成21年)8月の市長選挙では無投票で再選した[5]。
2013年(平成25年)4月19日、健康上の理由により辞意を表明[6]。同年5月9日、美濃加茂市長を辞職[7]。
同年7月23日、膀胱がんのため死去[8]。
姉妹都市の豪・ダボ市より死去前の6月に名誉市民の称号を贈られた[9]。
政策
- 「ひとにやさしいまちづくり」を市政基本構想に掲げ、市民の声を市政に反映する仕組みづくりに、タウンミーティング等、直接に市民の意見を聞くことを推進した。
- 市民へのユーザーエンパワーメント(施策権限の委譲)が、市政コスト削減・市民満足度の向上につながると、先進的に市政改革を進めた。
座右の銘
我以外皆我師(私以外の皆が私の師であるという謙虚さを失わないための言葉)、剣豪 宮本武蔵の言葉とされている。
市販書執筆
「日本の新しいかたち」 松波英寿 (著), 竹上亀代司 (著), 武山廣道 (著), 渡辺直由 (著), 篠田 暢之 (監修) 出版社: 戎光祥出版 (2012/3/30) ISBN 978-4864030618
脚注