渡島大沢駅(おしまおおさわえき)は、北海道松前郡松前町字荒谷にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)松前線の駅(廃駅)である。電報略号はオワ。事務管理コードは▲141508[2]。
歴史
年表
駅名の由来
当駅が所在した地の近辺の地名(大沢)に、旧国名の「渡島」を付した。
駅構造
廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(松前方面に向かって右側)に存在した[6]。
無人駅(簡易委託駅)となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた[6]。駅舎はホームの東側に接していた。
松前線廃止前は北海道最南端の駅であったが、無人駅であったこともありそれを示す標識のようなものはなかった[注釈 1]。
利用状況
- 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は44人[6]。
駅周辺
津軽海峡の展望が良く、天候の良い日は竜飛崎を望むことができた[6]。
- 国道228号
- 松前町役場大沢支所
- 白神郵便局
- 松前町立白神小学校
- 白神岳
- 白神岬 - 駅から南東に約4 km[6]。
駅跡
現在はホームだけが残っているが、草むらになっている。
また、1999年(平成11年)時点では駅跡の近辺に「荒谷川橋梁」や「櫃の下川橋梁」の大部分が残存していた[7]が、2010年(平成22年)時点では両橋梁ともにガーダー橋が撤去され、橋脚のみとなっている[8]。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 松前線
- 渡島吉岡駅 - 渡島大沢駅 - 及部駅
脚注
注釈
出典
関連項目
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