森田 季節(もりた きせつ、1984年4月10日 - )は日本の男性小説家、ライトノベル作家。兵庫県神戸市出身。
略歴
兵庫県立長田高等学校を経て京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程中退(日本史学専修)[1]。中世政治史専攻で、卒業論文では熊野別当の湛増を扱った[1]。
大学院在学中の2008年、『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』で第4回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞を受賞(当時23歳)[2]、同年9月、同作品でデビューする。同賞には前回も応募している。2009年より3年間は、福井県に在住していた[3]。2016年度、東北芸術工科大学特別講師に就任。
ライトノベル作家を題材とした渡辺伊織の漫画『ゆとりノベライズ』の取材協力もしている。
なろう作家としての側面
「小説家になろう」に投稿していた作品が日刊ランキング一位を獲得[4]。同じ時期に一風変わった設定の異世界作品を複数投稿するようになり、その投稿作品の幾つかが書籍化されることになる。
また、小説家になろうで人気だった『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』は2021年にテレビアニメが放送され、その後第2期の制作も決定している[5]。
作品リスト
シリーズ作品
ノンシリーズ
単行本未収録
短編
漫画原作
- 女騎士さんのしくじりメシ 〜異世界女子日本ごはん探訪紀行〜(2021年2月 - 同年8月、漫画:星野蒼一朗、水曜日はまったりダッシュエックスコミック)
- スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました スピンオフ レッドドラゴン女学院(2021年12月10日 - 、漫画:羊箱、ガンガンコミックスONLINE)
同人(文芸)
- 「手をはなせ」(『雑音ソナタ。』ラノベ作家休憩所、2010年)
- 「永理の縁が閉じるまで」(『正常小説。』ラノベ作家休憩所、2011年)
- 「オオカミとハヤブサ」(『中性小説。』ラノベ作家休憩所、2012年)
- 「リメンバーズ」(『流星小説。』ラノベ作家休憩所、2013年)
- 「ローリン・フォーチュン」(『救世小説。』ラノベ作家休憩所、2014年)
- 「さよなら、ジャンクガール」(『求刑小説。』ラノベ作家休憩所、2015年)
- 「聖少女」(『流麗小説。』ラノベ作家休憩所、2016年)
- 「文と文と文が手をとりあって、泥の上で/四十九日恋文」(『残響小説。』ラノベ作家休憩所、2017年)
- 「まどろみは遠く、遠く彼女を運ぶ」(『切望小説。』ラノベ作家休憩所、2018年)
- 「大寧寺逢瀬」(『爽快小説。』ラノベ作家休憩所、2019年)
注釈
関連項目
外部リンク