株式会社森八(もりはち)は、石川県金沢市に本社を置く日本の和菓子メーカー[1]。日本三大銘菓のひとつ[2]である「長生殿」の製造、販売をおこなっている。
藩政時代から続く和菓子の老舗として有名である。
沿革
主な商品
- 長生殿
- 日本三銘菓のひとつに数えられる。上質な和三盆糖をもちいた落雁の一種[4]。
- 千歳
- 加賀一向一揆の兵糧に起源をもつ。こしあんを求肥で包み、和三盆糖の粉末をふってある[5]。
- 黒羊羹
- 前田利家が創作を命じたと伝えられる。
店舗網
現在の店舗は、公式サイトの店舗情報[6]を参照。
現在の店舗
- 直営店(石川県)
- 本店:金沢市大手町10番15号
- 2011年2月7日に現店舗へ移転するまでは、1625年の創業以来の地である尾張町2-12-1にあった[7]。
- 専光寺工場直売店:金沢市専光寺町そ70番地(工場併設)
- ひがし三番丁店(旧店名:文政の菓子司):金沢市東山一丁目13番9号
- ひがし二番丁店:金沢市東山一丁目24番6号
- うつわの器店:金沢市東山一丁目27番11号
- 大和店:金沢市香林坊一丁目1番1号 香林坊大和地階
- 金沢エムザ店:金沢市武蔵町15番1号 金沢エムザ地階
- 近江町店(旧店名:茶寮):金沢市下堤町17番1号
- 金沢駅店:金沢市木ノ新保町1番1号 金沢百番街あんと内
- 金沢南店:金沢市八日市五丁目594番地3
- 旧野々市町(現:野々市市)横宮12-16にあった野々市店を2010年6月に移転したもの。
- 直営店(富山県)
- 直営店(東京都)
過去の店舗
- 明治の菓子司:石川県金沢市尾張町二丁目9番10号
- 広坂店:石川県金沢市広坂一丁目1番54号
- 松任店:石川県白山市徳光町2398番地1 まっとう車遊館1階
- 小松大和店:石川県小松市宝町52番地 小松大和地階
- 富山店:富山県富山市桜町二丁目4番2号
- 新潟大和店:新潟県新潟市中央区古町通7番町952番地 大和新潟店内
- 室町店:東京都中央区日本橋室町四丁目2番14号
金沢菓子木型美術館
森八本店2階に開かれた美術館で、江戸時代から使われてきた菓子木型などを展示している[8]。
2012年度グッドデザイン賞受賞[9]。
脚注
- ^ a b c d e f “会社概要”. 2015年12月14日閲覧。
- ^ “JAPAN VISION web 株式会社森八取締役女将 中宮紀伊子さん”. フコク生命 (2017年12月18日). 2019年3月11日閲覧。
- ^ 女性活躍に取組む中部のものづくり企業 株式会社森八 - 経済産業省中部経済産業局
- ^ “長生殿”. 株式会社森八. 2023年5月20日閲覧。
- ^ “千歳”. 株式会社森八. 2023年5月20日閲覧。
- ^ “店舗情報”. 株式会社森八. 2023年5月20日閲覧。
- ^ “新幹線見据え積極投資 金沢の和菓子メーカー”. 富山新聞 (2010年5月9日). 2010年5月9日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “金沢菓子木型美術館”. 金沢菓子木型美術館. 2023年5月20日閲覧。
- ^ 受賞対象名- [金沢菓子木型美術館] - GOOD DESIGN AWARD
外部リンク