桐澤 誠(きりさわ まこと、 - 2011年4月29日[1])は、日本の薬学者。日本大学薬学部初代学部長、元日本大学副総長。日本大学名誉教授。日本大学薬学部設置に尽力した。薬学博士(東京大学)。桐沢誠とも表記される。
略歴・人物
1948年(昭和23年)東京大学医学部薬学科卒業、製薬会社に入社[2]。1952年(昭和27年)4月から1958年(昭和33年)3月まで東京大学医学部薬学科薬品製造学教室において、アルカロイドの合成研究に従事[2]。薬学博士の学位を取得[2]。
1958年(昭和33年)4月に日本大学理工学部薬学科講師[1]。1960年(昭和35年)4月助教授、1967年(昭和42年)9月教授[1]。その後、1971年(昭和46年)分析化学研究室の教授に就任、1980年(昭和55年)以降、1992年(平成4年)11月に定年退職まで薬品製造学および薬品化学研究室の教授[1]。1975年(昭和50年)4月より1977年(昭和52年)3月及び、1981年(昭和56年)10月より1988年(昭和63年)3月までの二度にわたり、日本大学理工学部薬学科教室主任[3]、この間に理工学部次長(昭和60年7月〜同62年8月)兼任[1]。その後、薬学科が理工学部から分離独立し薬学部が設置され[4]、1988年(昭和63年)薬学部長[1]。さらに、学校法人日本大学評議員(昭和63年4月〜平成3年3月)、日本大学理事(昭和63年5 月〜平成3年3月)および日本大学副総長(平成元年9月 〜平成2年8月)[1]。1992年(平成4年)11月28日退職[2]。1993年(平成5年)1月1日名誉教授[2]。薬学部のみならず日本大学全体の発展に貢献した。
学会活動では、日本薬学会評議員(昭和55年4月〜同56年4月、昭和58年4月〜同60年4月、昭和63年4月〜平成4年4月)、日本薬学会関東支部長(昭和55年5月〜同56年5月)、日本薬学会理事(昭和56年4月〜同58年4月)、日本薬学会国際交流委員会委員(昭和58年1月〜昭和59年3月)を務めた[1]。さらに、日本私立薬科大学協会理事(昭和61年12月〜同63年6月)、日本私立薬科大学協会監事(昭和63年6月〜平成2年6月)を歴任[1]、私立薬科大学の発展に寄与した。2003年(平成15年)11月、瑞宝中綬章受章[1][5]。
脚注
外部リンク