東武城県(とうぶじょうけん)は、中国にかつて存在した県。現在の河北省衡水市故城県南部に位置した[1]。
歴史
漢の紀元前203年に設置された。既に武城県が左馮翊にあったことから、区別のために頭に「東」の字をつけた。清河郡に属し[2]、治所は衛運河(中国語版)以西(現在の河北省衡水市故城県南部)にあった。晋の太康年間に「東」の字が取り払われて、以降は単に「武城県」となった。北斉の天保7年(556年)、治所が現在の河北省邢台市清河県北西部に移されたが、隋の開皇6年(586年)に治所が元の場所に戻され、宋の大観年間まで続いた。
出典
参考資料