東急テクノシステム株式会社 (とうきゅうテクノシステム、 TOKYU TECHNO SYSTEM CO., LTD )は、1940年(昭和15年)に設立された東急のグループ会社。
同社の鉄道車両改造(他社譲渡用・更新工事)・バス車両の整備・車体架装および特装車の製作などを行う企業である[3]。
1940年当時、東急電鉄の前身である東京横浜電鉄は、合併・事業拡大にともない鉄道車両・自動車が増加していた。そのため東京横浜電鉄から修理・改造を請け負うことを目的に、1940年(昭和15年)3月20日、東横車輛工事株式会社の社名で設立された。
1954年(昭和29年)12月22日、日本モーターを合併、同時に東横車輛工業へ社名を変更した。社名はその後、1973年(昭和48年)4月には東横車輛電設、2008年(平成20年)3月20日には東急テクノシステムへ変更された。
鉄道車両の改造・整備、バス車両の整備および車体の更新改造、鉄道施設や駅ビル・商業施設などの電気工事などを事業の中心としている[3]。過去には鉄道車両の製作技術を生かした高速道路の料金所ブースも主力製品の一つであったが、現在は撤退している。
中原工場では、主に自動車にかかわる業務を担当し、バス車両の整備、車体の二次架装・更新改造、特装車や福祉自動車・幼稚園バスの製作、レストアなどを行う。東急バスの車両の車体更新(車体再生)、他社譲渡用車両の改造を担当しており、また交通博物館の展示車両として、電車とバスの博物館や日野オートプラザで展示されている保存車両の改造なども手がけている[4]。
東急グループ以外のバス事業の車両では、富士急行の水陸両用バス「KABA」、はとバスの2階建てオープントップバス「オー・ソラ・ミオ」などの施工実績がある[5]。
長津田工場では、東急長津田車両工場(東急レールウェイサービス)や長津田検車区などと連携し、東急で廃車になった車両を譲渡するための改造や、車両更新工事などを請け負っている。特に他社譲渡改造に関しては、長津田工場の敷地内で行う場合が多く見られる。
中原工場での施工実績の一例。
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