東京サンシャインボーイズ(とうきょうサンシャインボーイズ)は、日本の劇団。三谷幸喜が主宰する。
人気絶頂期には、新宿にあったTHEATER/TOPS を拠点に活動していた。
映画などの原作クレジットでは「三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ」と表記されるケースもある。
劇団名は、アメリカの劇作家のニール・サイモンの代表作「サンシャイン・ボーイズ」に由来する。1983年、日本大学芸術学部に在籍していた三谷を中心に旗揚げした。
当初は名もない小劇団に過ぎなかったが、三谷幸喜の独特の感性による脚本、演出で次第にその評判を上げていき、「チケットのとれない劇団」とまでメディアにて言われるようになった[要出典]。
「喜劇といえばブラック・コメディが主流」だった演劇界において、ニール・サイモンの影響を受け、オリジナル脚本ではそれまでの日本にはほとんどなかった「ウェルメイド・プレイ」(毒は少ないが、洗練された喜劇)を上演することが特徴で、80年代の「小劇場ブーム」を代表する野田秀樹や鴻上尚史の作風や、日本の小劇場演劇の誰からも影響を受けない集団として知られた。1990年代以降は、三谷がテレビドラマの脚本家として注目を浴びるようになり、団員たちも映像作品に進出した。
1994年、『東京サンシャインボーイズの罠』を最後に、30年間の充電期間に突入した。
2009年3月、「老境サンシャインボーイズの『リア玉』」を上演予定だった新宿のTHEATER/TOPSが閉館することとなったため、急遽東京サンシャインボーイズの新作『returns』が上演され、再度の充電期間に入った。『returns』の終演後には戸田恵子のアナウンスで「これより15年間の休憩に入ります……」との言葉が流れた。
2016年5月27日に、NHKBS2・NHK教育テレビで放送されていた『ラヂオの時間』、『ショウ・マスト・ゴー・オン~幕を降ろすな』、『東京サンシャインボーイズの「罠」』を収録したDVDが発売された(発行・販売元:NHKエンタープライズ)[1]。
2024年7月、「東京サンシャインボーイズの罠」のパンフレットの約束通り2025年、約30年ぶりに再結集し、新作公演を行うことを発表[1]。予告していた「リア玉」は玉の制作が間に合わず先送りになったという理由で「パルコ・プロデュース 2025 東京サンシャインボーイズ 復活公演『蒙古が襲来』」を上演する[2]。なお会見では三谷は「その次の公演は80年後、2105年に行う」と予告した[2]。
以上3人が自称「東京サンシャインボーイズ幹部会」
出典:[3]
1983年3月19日 - 21日(池袋とまとハウス)
1983年9月30日 - 10月2日(池袋パモス青芸館)
1984年5月4日(銀座みゆき館劇場)
1984年10月9日・10日(六本木アトリエフォンティーヌ)
1985年3月7日 - 10日(シアター代官山)
1985年9月20日 - 23日(シアター代官山)
サンダース物産東京営業所
1986年12月24日 - 28日(下北沢ザ・スズナリ)
「忘れじのあそこ」「二人はパートナー」「あなたを待つ間」「ビリケン波止場のおさらばショップ」 作詞:三谷幸喜、作曲:テネシー深沢、編曲:池田大介
1986年2月15日(TBS放送「ピックアップシアター」)
1987年5月3日(ヤングプラザニッポン放送のステージ)
1987年5月21日 - 24日(下北沢駅前劇場)
1987年9月17日 - 20日
1987年11月26日 - 29日(新宿シアターモリエール)
1988年4月14日 - 17日(下北沢駅前劇場)
1988年9月27日 - 10月2日(下北沢駅前劇場)
1989年1月13日(新宿SOUND HOUSE)
「斎田君の冒険Ⅰ~Ⅴ」「D.J.ブルースⅠ・Ⅱ」「夜の英会話」「NTT危機一髪」「唄う新妻」「逢瀬菊次郎の決断」「退職の日Ⅰ・Ⅱ」「男の対決」「観客席から」「黄昏のドン・キホーテ」「うさぎ屋」「明るい勤労青年の最期」「豪快!スポーツ父さん」「まじめに聞け」「おばさん激突」「こんな夜は」
「こんな夜は」作詞・作曲:三谷幸喜、編曲:山川のりを
1989年3月15日 - 21日(下北沢駅前劇場)
1989年7月4日 - 9日(下北沢駅前劇場)
〈天国の人々〉
〈現世の人々〉
1989年9月7日・8日(横浜相鉄本多劇場)
「逃亡者Ⅰ~Ⅲ」、「ピンキーの大冒険Ⅰ~Ⅳ」、「立体紙芝居、おいそれ博士と熱血ロジャーⅠ~Ⅲ」、「明るい勤労青年の最期Ⅱ」、「ハーイ!黒沢先生Ⅰ・Ⅱ」、「デュークⅠ・Ⅱ」、「あなただけお邪魔さまⅠ・Ⅱ」、「月波さん一家、東京へ行くⅠ・Ⅱ」、「山の手ザ・ムーチ」、「おっさんⅠ・Ⅱ」、「老人とウニ」
「旅はいいな」作詞・作曲:三谷幸喜、編曲:Jr.松田
1989年11月22日 - 12月3日(下北沢駅前劇場)
1990年2月13日 - 15日(VIEPLAN THEATER)
「無為の結末」、「万物の事情」、「悲愁の浮力」、「時代の原型」、「失意の法則」、「美妙の碑銘」、「全能の諦観」、「飛沫の頓挫」、「砂の壮途」、「視界の参列」
1990年4月10日 - 15日(下北沢ザ・スズナリ)
1990年7月30日 - 8月3日(シアターサンモール)
1991年3月21日 - 29日(シアタートップス)
1991年6月13日 - 17日(下北沢本多劇場)
1992年4月30日(フジテレビ)
1992年4月15日 - 19日(新宿全労災ホールスペースゼロ)
1992年9月8日 - 20日(渋谷パルコスペースパート3)
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