村田 勝幸(むらた かつゆき、1968年[1] - )は、日本の歴史学者。専門はアメリカ史・アメリカ研究[2]。北海道大学大学院文学研究院教授。
経歴
福岡市に生まれる[1]。1986年福岡県立修猷館高等学校を経て、神戸市外国語大学を卒業[3]。2000年東京大学大学院総合文化研究科博士課程を修了[1]。
2001年北海道大学大学院文学研究科助教授となり[4]、2004年3月より2005年3月までコロンビア大学人種・エスニシティ研究センター客員研究員。2007年北海道大学大学院文学研究科准教授を経て、2015年同教授に就任。2019年同大学院文学研究院教授[5]。
20世紀後半以降のアメリカ社会を対象に、移民(史)、人種主義、エスニシティ、ナショナリティ(およびトランスナショナリティ)、都市空間などに注目して実証研究を行っている[2]。
著書
- 『〈アメリカ人〉の境界とラティーノ・エスニシティ:「非合法移民問題」の社会文化史』(東京大学出版会、2007年)
- 『アフリカン・ディアスポラのニューヨーク:多様性が生み出す人種連帯のかたち』(彩流社、2012年)
翻訳
- ロビン・D・G・ケリー『「人種か、階級か」を超えて:大恐慌期アラバマにおけるコミュニストの闘い』(彩流社、2024年)
脚注