李 清雲(り せいうん、リー・チンユン)は、中国の漢方医で、256歳まで生きていたとされる人物(満255-256歳、数え257歳)。ギネス非公認記録で、実在したという証拠(写真など)がある人物としては、世界一長生きした人物であるとされる。1736年生まれの197歳という説や、実在しなかったという説もある。一生のうちに23回結婚し、200人を超える子どもを儲けたといわれる[1]。
概要
1677年に四川綦江県(現重慶市綦江自治区)に宮大工の家に生まれ10歳で漢方医となる。日々山中を歩きまわり薬草集めに勤しむうち、彼は自らが採取する薬草に長寿の効能があると確信する。霊芝やクコの実、朝鮮人参、ツルドクダミ、ツボクサ、米酒だけを口にする生活を40年以上にわたり継続[2]。1749年、71歳の時には武道の師範として軍隊に招かれる、又身長は200cm以上だったという説がある。1933年に老衰により死去。
知られるきっかけ
1933年5月15日、アメリカのニューヨークタイムズは1篇《亀-スズメ-犬》(Tortoise-Pigeon-Dog) にその詳細を載せている。
李清雲の戸籍は疑問視されている[3]。その理由としては、1928年、ニューヨーク・タイムズ記者が、李清雲の近所に住んでいる人たちに取材をしており「周辺地域の住民の数代前の先祖が李清雲に会っていた」などという証言もあったとされているが、これらが公開されたり精査されたりしたことがない。
関連項目
- 長寿
- ジャンヌ・カルマン - 現在の公式の場で、最も長生きをしたと認められている人物。
- 木村次郎右衛門 - 現在の公式の場で、最も長生きをしたと認められている男性。
- 仙人 - 「列仙伝」などにある中国の仙人譚には「薬草を服用し数百歳生きた」「先祖が彼に会ったことがある」といった話はよく見られる。
脚注