杉原 薫(すぎはら かおる、1948年8月3日 - )は、日本の男性経済史家(アジア経済史)。大阪大学教授、京都大学教授、東京大学教授を歴任。定年後、政策研究大学院大学特別教授を経て、総合地球環境学研究所特任教授。
1980年代半ばに「アジア間貿易」論を提唱、その後のアジア経済史に大きな影響を及ぼす。近年ではグローバルヒストリーを中心とした研究を行う。1996年、東京大学より博士(経済学)(論題「アジア間貿易の形成と構造」)。
経済学者(経済学史研究)の杉原四郎は父、歴史学者の杉原達は弟である。妻は歴史学者の長崎暢子である。
略歴
受賞歴
1996年『アジア間貿易の形成と構造』、日本経済新聞経済図書文化賞、サントリー学芸賞受章。2021年、『世界史のなかの東アジアの奇跡』により、第33回アジア・太平洋賞大賞を受賞[3]。
著書
単著
共著
編著
共編著
- (玉井金五)『世界資本主義と非白人労働』(大阪市立大学経済学会, 1983年)
- (玉井金五)『大正・大阪・スラム――もうひとつの日本近代史』(新評論, 1986年/増補版, 1996年)
- Japan in the Contemporary Middle East, co-edited with J.A. Allan, (Routledge, 1993).
脚注