本郷 淳(ほんごう じゅん、1932年〈昭和7年〉11月1日[2][1] - 2000年〈平成12年〉8月15日)は、日本の俳優。東京都世田谷区[3]梅丘出身。
来歴・人物
自由学園高等科卒業[1]。俳優座養成所第3期生[1]。養成所卒業後、劇団三期会(後の東京演劇アンサンブル)設立に参加し[1]、劇団の主要メンバーとして活躍する。
1993年には東京演劇アンサンブルによるチェーホフの『かもめ』のロシア公演にて、シャムラーエフ役でモスクワ芸術座の舞台に立った。
父は彫刻家の本郷新。妻は女優の柳川慶子。息子は俳優の本郷弦(無名塾所属)
趣味は水泳、スキューバダイビング、スキーで、日本環境潜水協会を設立し、その代表も務めていた。
2000年8月15日、鹿児島県川辺郡笠沙町(現・南さつま市)の宇治群島近海でスキューバダイビング中に事故死[4]。67歳だった。
後任
本郷の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
出演作品
テレビドラマ
映画
- 泣虫記者(1952年)
- 沖縄健児隊(1953年)
- 十代の性典(1953年)
- 真白き富士の嶺(1954年)
- 十代の秘密(1954年)
- 第五福竜丸(1959年)
- 日蝕の夏(1956年)
- 夜の流れ(1960年)
- 赤坂の姉妹より 夜の肌(1960年)
- 東京夜話(1961年)
- あばれ騎士道(1965年)
- 涙くんさよなら(1966年)
- 逃亡列車(1966年)
- 私は泣かない(1966年)
- 拳銃は俺のパスポート(1967年)
- 残雪(1968年)
- 富士山頂(1970年)
- 沖縄(1970年)
- 教室二〇五号(1974年)
- 鬼の詩(1975年)
- おんなの寝室 好きくらべ(1978年)
- 希望ヶ丘夫婦戦争(1979年)
- ハードスキャンダル 性の漂流者(1980年)
- 奴隷契約書(1982年)
- 国東物語(1985年)
- 母さんの樹(1986年)
- トリナクリア PORSCHE 959(1987年)
- 密約 外務省機密漏洩事件(1988年)
舞台
- 真田風雲録(1962年、劇団三期会・劇団新人会・劇団青年座・劇団仲間・俳優小劇場合同公演) - かわうその六[5]
- 海鳴りの底から(1963年、劇団三期会) - 山善右衛門[6]
- 男は男だ(1964年、劇団三期会) - フェアチャイルド※木村幌とのダブルキャスト[7]
- 秩父困民党(1969年、東京演劇アンサンブル) - 坂本宗作[8]
- 明日を紡ぐ娘たち
- 真夏の夜の夢
テレビアニメ
特撮
- ウルトラシリーズ
- ウルトラQ 第7話「SOS富士山」(1966年2月13日) - 火山研究所・早川技官
- ウルトラマンA 第31話「セブンからエースの手に」(1972年11月3日) - バクおじさん・貘山
バラエティ
著作
- おやじとせがれ―彫刻家 父 本郷新の思い出、求龍堂 (1994/9/1)
脚注
外部リンク