服部 俊夫(はっとり としお、 1949年(昭和24年)[1] - )は、日本の医学者(免疫学・ウイルス学・感染症学)。医学博士(京都大学)。吉備国際大学保健福祉研究所教授[2]。東北大学名誉教授。
人物・経歴
1968年(昭和43年)、 静岡県立静岡高等学校卒業[3]。1974年(昭和49年)、京都大学医学部卒業。1981年(昭和56年)、京都大学医学研究科(内科学)修了。同年、アメリカ国立衛生研究所(〜1984年)。1984年(昭和59年)、熊本大学講師。1991年(平成3年)、京都大学ウイルス研究所助教授。1998年(平成10年)、東北大学医学系研究科教授。2012年(平成24年)、 東北大学災害科学国際研究所(災害感染症学分野)教授。2015年(平成27年)東北大学名誉教授。2016年(平成28年)、吉備国際大学保険医療福祉学部教授。2021年(令和3年)、吉備国際大学保険福祉研究所教授。
大学院時代は成人T細胞白血病の免疫学的側面を研究、ATL細胞がCD4細胞であることを報告。その後アメリカ国立衛生研究所でリンパ球のリン脂質代謝を研究。その後、熊本大学でATLの研究を継続しながら、エイズの研究に携わり、京都大学ウイルス研究所に異動、エイズの研究を継続した。東北大学では呼吸器・感染症・災害感染症に携わり、結核やグローバル感染症の研究を行った。吉備国際大学で国際感染症の研究を続けている。
著作
- 『災害・熱帯感染症においてマトリセルラー蛋白が普遍的重症度マーカーであることの確立』 研究代表者 服部俊夫 2019
- 『マクロファージ指向性HIVウイルスのEnvelope蛋白の構造・機能解析』 研究代表者 服部俊夫 2005.5
- 『レンチウイルスベクターを用いた感染症におけるマクロファージの機能改善』研究代表者 服部俊夫 2002.3
- 『HIV感染者の血清を用いたgp41の融合支持構造を認識する抗体の特性化』 研究代表者 服部俊夫 2000.3
- 『HIV感染阻止効果を持つリボザイムの開発と応用』 研究代表者 服部俊夫 1999.5
- 『エイズ研究の最先端 : 基礎から臨床へのup-to-dateな分子医学』 服部俊夫 編 羊土社 1993.9
映像教材
脚注
関連項目
外部リンク