『春日和』(はるびより)は、1967年4月29日に松竹が配給した、大庭秀雄監督、岩下志麻主演のメロドラマ映画[2][1]。この作品で左幸子は、第22回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞した[3]。
あらすじ
菓子メーカーで働く泰子は、鎌倉で母・みつ子と二人暮しをしている。泰子には交際二年の恋人・丸井利明が居るが、母を一人残して意を出られない泰子とは、未だ結婚に至らないでいる。丸井は、数年前に家族を捨てて愛人・とよの居る大阪に行った泰子の父・忠造を連れ戻せれば、泰子の母も未だ夫に思いを残していることからも、泰子が自分の家に嫁に来てくれると信じ、泰子と共に大阪へと向かう。しかし二人は、大阪で地元の人たちから慕われ、愛人とも仲良く生活してきる忠造を見て、なかなか大阪に来た理由を切り出せなかった。そして、忠造が浮気をして蒸発した理由が、みつ子の不貞にあったと知る。また、忠造ととよが深く愛し合っている事を知るに至り、二人は忠造を連れ戻すことを諦め、帰ることにする。
配役
スタッフ
- 監督 : 大庭秀雄
- 脚色 : 菊島隆三、下飯坂菊馬
- 原作 : 菊島隆三
- 製作 : 織田明、猪股尭
- 音楽 : 池田正義
- 撮影 : 川又昻
- 編集 : 杉原よ志
併映作品
脚注
- ^ a b “春日和”. 日本映画情報システム. 2022年9月19日閲覧。
- ^ キネマ旬報1967年4月下旬号 p.16、p.91
- ^ “春日和”. KOTOBANK. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “森光子 略歴”. 森光子公式サイト. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “銀幕の森光子”. 小学館 神保町シアター. 2022年9月19日閲覧。
外部リンク