星野 次彦(ほしの つぐひこ、1959年11月6日 - )は、日本の財務官僚。元国税庁長官。日本損害保険協会副会長。
愛知県出身。
人物
東海高等学校を経て[1]、東京大学法学部第2類(公法コース)卒業後[2]、1983年 大蔵省に入省する。関税局企画課[2]。1989年 大臣官房秘書課課長補佐。主計局総務課課長補佐などを経て、1994年 主計局主計官補佐(通産第三係主査)となり中小企業予算を担当し、阪神淡路大震災での中小企業対策の対応に追われる[1]。その後建設係の主査も務める。2000年連合王国大使館参事官。2003年 主計局調査課長から大臣秘書官事務取扱。税制第一課長から2009年 文書課長などを経て、2016年6月17日 主税局長[3]。2019年7月5日 国税庁長官。2020年7月20日 退職[4]。
略歴
- 東京大学法学部第2類(公法コース)卒業[2]
- 国家公務員上級甲種試験(法律)合格
- 1983年4月:大蔵省入省
- 1986年:理財局資金第一課調査主任[5]
- 1987年:理財局総務課資金調整係長[6]
- 1988年7月:飯田税務署長
- 1989年7月:大臣官房秘書課課長補佐(調査)、(併)大臣官房文書課課長補佐(審査・管理)[7]
- 1991年7月:国際金融局為替資金課課長補佐(特別会計)[8]
- 1993年7月:主計局総務課課長補佐(企画)[8]
- 1994年7月:主計局主計官補佐(通産第三係主査)
- 1995年6月:主計局法規課課長補佐(第一)[8]
- 1996年7月:主計局主計官補佐(建設第一、二係主査)
- 1997年7月:銀行局中小金融課課長補佐(総括、第二地銀)[8]
- 1998年6月:金融企画局総務課課長補佐(総括)[8]
- 1999年7月:金融企画局局付(外務研修)
- 2000年6月:外務省在連合王国日本国大使館参事官
- 2003年4月:外務省在英国日本国大使館参事官
- 2003年7月:主計局調査課長
- 2003年9月:大臣官房付、(命)財務大臣秘書官事務取扱(谷垣禎一)
- 2006年9月:主税局調査課長
- 2007年7月:主税局税制第一課長
- 2009年7月:大臣官房文書課長
- 2011年7月:大臣官房審議官(主税局担当)
- 2015年7月:国税庁次長
- 2016年6月:主税局長
- 2019年7月:国税庁長官
- 2020年7月:辞職[4]、財務省顧問[9]
- 2020年11月:新日本科学顧問[10]
- 2020年12月:TMI総合法律事務所顧問[9]、ミダスキャピタル顧問[11]
- 2021年1月:辻・本郷税理士法人顧問[12]
- 2021年4月:日本M&Aセンター顧問[13]
- 2021年6月:日本損害保険協会副会長[14]、東急不動産ホールディングス取締役[15]
- 2023年6月:アイシン取締役[16]
脚注