日本ダイヤモンド株式会社(にっぽんダイヤモンド、英文名称NIPPON DIAMOND Co.,Ltd.)は、アスファルトやコンクリートの切削に用いる土木建設用工具の製造販売を行う企業。社名が示すとおりダイヤモンド超硬工具を主力としているが、宝飾品としてのダイヤモンドは取り扱っていない。
沿革
- 1917年 (大正6年)- 小林豊造により、日本初のダイヤモンド工具専門会社として東京の銀座で資本金50万円にて設立される[1]。当時の日本国内にはダイヤモンドを加工する技術がなかったため、ドイツやベルギーの製品を輸入していた。
- 1935年(昭和10年)頃 - 宝飾品加工用を中心とした精密工具の開発に着手(現在は精密工具事業からは撤退)。
- 1942年(昭和17年)- 第二次世界大戦時において海軍指定工場に認定される[1]。
- 1973年(昭和48年)- コンクリートカッターを開発、土木・建設用工具事業に参入する。
- 1980年(昭和55年)- 通産省から道路用ブレードの委託研究を受託する[1]。
- 1993年(平成5年)- 三菱マテリアルが完全子会社化する[1]。
- 2010年(平成22年)- 経営陣によるマネジメント・バイアウトによって三菱マテリアルから独立する[1]。窯業・耐火物市場、産業用工具市場に本格的に進出する[1]。
- 2012年(平成24年)- 三菱マテリアルからダイヤモンドホイール事業の譲渡を受け[2]、いわき工場にてメタル、レジン、ビトリファイドボンド及び電着製品の生産を開始する[1]。
- 2013年(平成25年)‐いわき工場ISO9001、ISO1400 登録内容変更。
- 2015年(平成27年)‐コンクリートコーリング社が資本参加し業務提携を締結。
- 2018年(平成30年)‐SKダイヤ社の販売部門を譲受し、羽生工場にて土木建築用工具と耐火物用工具の生産を開始。
事業所
脚注
参考文献
外部リンク