株式会社日本ケーブルテレビジョン(にほんケーブルテレビジョン、英: JAPAN CABLE TELEVISION, LTD.)は、テレビ朝日の連結子会社で、テレビ番組の企画・制作、CS放送チャンネルの運営を行う企業。略称はJCTV(ジェー・シー・ティー・ブイ)[1]。
1971年(昭和46年)、NETテレビ(現在のテレビ朝日ホールディングス)・朝日新聞社・東急エージェンシーらの出資により設立。当初は電電公社(現在のNTT)の電話回線を通じて各ホテルや大使館およびマンションの在日外国人を対象にした英語による番組配信で、都市型ケーブルテレビ局の先駆けとなった。社名の「ケーブルテレビジョン」はそれに因むもので、これが日本での提携先を求めて来日していたCNNの担当者の目に留まり、テレビ朝日と共同で日本におけるCNNの独占契約を締結するきっかけになった。
1980年代においては、CNNとのニュース交換協定により、全米向けに日本発のニュースを配信する一方、日本国内に向けて、テレビ朝日と共にCNNを広める役割が大きかった。同時に「おはよう!CNN」「CNNデイウォッチ」などCNN関連番組をはじめ、番組制作会社としても位置づけられた。
会社発足時は本社を六本木のNETテレビ(現在のテレビ朝日)内に、演奏所(放送センター)を有楽町の朝日新聞社本社内に構えた。1980年12月に、テレビ朝日至近(六本木通り沿い)に「テレビ朝日六本木別館」が建てられると、竣工と同時に本社を移転、オフィス内にはCNN関連番組を放送するための放送ブースも作られた。また、番組制作用のスタジオも同ビル内にあり、テレビ朝日の番組(「こんにちは2時」「日曜洋画劇場」の解説部分)や「ベストヒットUSA」などの深夜番組に加え、JCTVから全国のCATV局へ配信する独自番組などの収録にも使われた。
2000年よりテレビ朝日本社建替えを兼ねた六本木ヒルズ着工やBS朝日開局に伴い、本社を原宿コロンブスビルに移転するが、2013年12月にテレビ朝日アーク放送センターに再移転する。
現在もCNNの日本総代理店事業と番組制作事業の2つが社業となっている。
CNN関連番組およびその後継の早朝番組を制作。
1ANNでは報道部門のみの参加。NNNフルネット局(NNNのニュース番組は全て同時ネットしているため)。2NNN、FNN/FNSとのクロスネット局。ANNでは報道部門のみの参加。3加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル)4旧EXは2014年に現EXに放送免許を譲渡。5旧ABCは2018年に現ABCに放送免許を譲渡。6一般番組供給部門のみの参加。7旧KBCは2023年に現KBCに放送免許を譲渡。8母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。