承久海道キンニャモニャセンター(じょうきゅうかいどうキンニャモニャセンター)は、島根県隠岐郡海士町の菱浦港にある複合施設。運営は第三セクターの株式会社ふるさと海士。
後鳥羽上皇の隠岐配流に因んで「承久海道」と、海士町発祥の隠岐民謡であるキンニャモニャに因んで「キンニャモニャ」という名前が付けられている[1][3]。島根県立隠岐島前高等学校がある丘陵を背にして、隠岐汽船のフェリー・高速船や内航船が発着する菱浦港の入り江に面して建っている。
歴史
海士町では1994年(平成6年)に第三セクターのマリンポートホテル海士が開業している[3]。ホテルに次ぐ第三セクターの施設として、2002年(平成14年)4月に承久海道キンニャモニャセンターが開館した[3][4]。木造2階建の建物であり、設計はアズテック建築設計研究室、施工は松江土建である[1]。キンニャモニャセンターの開館を機に、海士町は観光と定住を担う「交流促進課」、第一次産業の振興を図る「地産地商課」、新たな産業の創出を目指す「産業創出課」の3課を海士町役場からキンニャモニャセンター内に移している[5]。
2003年(平成15年)には島根県による第10回しまね景観賞で公共建築部門奨励賞を受賞した[1]。2012年(平成24年)3月10日と11日には10周年創業祭が開催された[6]。2015年(平成27年)4月にはリニューアル感謝祭を開催し、津軽三味線のライブ演奏や隠岐民謡の披露などが行われた[4]。
施設
- 交通ターミナル
- 海士町役場の施設
- 観光案内所である海士町観光協会
- 海士町漁協の直売店である「大漁」
- 海士町役場の産業三課(交流促進課、地産地商課、産業創出課)
- 海士町中央図書館キンニャモニャセンター図書分館
- 株式会社ふるさと海士の直営施設
- 農産物直売所「しゃん山」
- 土産物・特産物の商店「島じゃ常識商店」
- レストラン「船渡来流亭」
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フェリー・高速船の待合所
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海士町観光協会(右)と島じゃ常識商店(左)
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海士町中央図書館キンニャモニャセンター図書分館
脚注
外部リンク