愛宕神社(あたごじんじゃ)は、埼玉県上尾市の神社。
歴史
創建年代は不明である。ただつい最近まで存在していた杉の木の樹齢が約500年であることから、その頃に創建されたものと推測される[1]。
明治初年、近代社格制度に基づく「村社」に列せられた。江戸時代の壱丁目村の鎮守は「氷川社」であり、当社ではなかったが、麻疹が治るというご利益があるとされており、崇敬の念が高かったことから、当社が村社となった。なお村社とならなかった氷川社は廃社になり、跡地は後に大正製薬の運動場となり、現在はアリオ上尾になっている[1][2]。
明治末年の神社合祀では、向山神明神社に合祀されることになったが、氏子らの反対により、そのまま存続となった[1]
平成期に行われた上尾道路の建設工事により、境内は大幅に削られた[2]。
文化財
- 愛宕神社本殿(上尾市指定文化財 昭和61年3月31日指定)[3]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉』埼玉県神社庁、1998年