『愛するあの娘に』(I Was Made to Love Her)は、1967年に発表されたスティーヴィー・ワンダーのアルバム。7枚目のオリジナル・アルバム。
特徴
1967年の6月と8月にデトロイトのモータウンスタジオでレコーディングされたものである。プロデューサーは1966年から1970年までスティーヴィーの黄金時代に寄与したヘンリー・コスビー。この年の2月、スティーヴィーは病気のために来日できなかったテンプテーションズのかわりに、マーサ&ザ・ヴァンデラスとともに来日している。
表題曲の『愛するあの娘に』は、アップ・テンポのハーモニカをフィーチュアした、十代のスティーヴィーの代表的な楽曲である[1]。この曲はのちに『マイ・シェリー・アモール』収録曲「アンジー・ガール」でも歌われる彼のガールフレンド、アンジーのために作られた曲であり、スティーヴィー曰はく、「10分位で書き上げられた」とのこと[2]。スティーヴィーのオリジナル作品はアルバム中にこの曲も含めて4曲収録されており、ほかはカヴァー曲が多数含まれている[1]。
収録曲
- Side 1
- 愛するあの娘に - I Was Made to Love Her (2:37)
- センド・ミー・サム・ラヴィン - Send Me Some Lovin' (2:30)
- 泣きたい気持 - I'd Cry (2:33)
- 誰もが愛を求めてる - Everybody Needs Somebody (I Need You) (2:37)
- リスペクト - Respect (2:21)
- マイ・ガール - My Girl (2:55)
- Side 2
- ベイビー・ドント・ユー・ドゥ・イット - Baby Don't You Do It (2:11)
- ア・フール・フォー・ユー - A Fool for You (3:17)
- キャン・アイ・ゲット・ア・ウィットネス - Can I Get a Witness (2:42)
- アイ・ピティ・ザ・フール - I Pity the Fool (3:04)
- プリーズ・プリーズ・プリーズ - Please, Please, Please (2:40)
- アイ・ゴー・ワイルド - Every Time I See You, I Go Wild! (2:52)
脚注
- ^ a b LP『愛するあの娘に』解説文:加藤誠
- ^ 『スティービー・ワンダー 心の愛』(ジョン・・スウェンソン著、米持孝明訳、シンコー・ミュージック、1987年3月)より「第7章 愛こそすべて」より
|
---|
スタジオ・アルバム | |
---|
ライブ・アルバム | |
---|
サウンド・トラック | |
---|
ベスト・アルバム | |
---|
ボックス・セット | |
---|
主な楽曲 | |
---|
関連項目 | |
---|
関連人物 | |
---|
カテゴリ |