『悪魔の事件簿』(あくまのじけんぼ、原題:Night Visitor)は、1989年公開のアメリカ合衆国のスリラー映画。
Alain Silverが製作を担当し、Rupert Hitzigが監督を務めた。リチャード・ラウンドトゥリーやエリオット・グールド、アレン・ガーフィールド、デレク・ライドル(英語版)が出演した。
ワーキングタイトルは『Never Cry Devil』
あらすじ
魅惑的な隣人(シャノン・トゥイード)を覗き見していた、高校生のビリー・コルトン(デレク・ライドル(英語版))は、彼女がローブを着た男に殺されるのを目撃し、その男が人気のない歴史教師のザッカリー・ウィラード先生(アレン・ガーフィールド)であることに気付く。先生とは過去に悪ふざけをして揉めたことがあるため、警察はビリーの言うことを信じてくれなかった。実は、カルト集団で連続殺人も犯しているウィラードとその凶悪な兄であるスタンリー(マイケル・J・ポラード)に脅されたビリーは、元刑事のロナルド・“ロン”・デヴロー(エリオット・グールド)を説得し、確実な殺人の証拠を見つける手助けをさせる。
キャスト
評価
この映画はMGM/UAによって200スクリーン(ただし、ニューヨークやロサンゼルスでは上映されなかった)で短期間上映され、さまざまな評価を受けた。その多くは、グールド演じるデヴローとポラード演じるスタンリーの地下室での対決をユーモラスであると評価する一方で、「チェーンソーを振り回すポラードと散弾銃を持ったグールドのひどい振り付けの闘いは、おそらく脚本上ではうまくいくように見えたのだろうが、映画にするとひどい出来だ」と酷評した者もいた[1]。また、割と好意的に「『裏窓』と80年代後半の悪魔崇拝の陰謀論を組み合わせたのがこの作品だ。言うほど悪くはないが、『Night Visitor』は郊外に潜む悪魔主義についての不当に無名な映画である」と評価した批評家もいた[2]。
脚注
外部リンク