形動詞(けいどうし)は、動詞の形が変化して形容詞の働きをするようになったものである。ポーランド語やロシア語など、多くのスラヴ系言語に見られる。
例えば、ロシア語には、
- 能動形動詞現在
- 能動形動詞過去
- 被動形動詞現在
- 被動形動詞過去
の4つがある。それぞれ、能動形容分詞現在、能動形容分詞過去、受動形容分詞現在、受動形容分詞過去とも呼称される。
ウクライナ語や教会スラヴ語、チェコ語では形動詞と呼ぶかわりに分詞と呼ぶこともある。現代ウクライナ語では、被動形動詞(受動分詞)以外はあまり使われていない。被動形動詞(受動分詞)は、主に受動態を表すために用いられる。
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