床品 美帆(ゆかしな みほ、1987年4月30日[1] - )は日本の推理作家。大阪府出身、東京都在住[2]。
経歴・人物
同志社大学卒業[2]。2017年、「赤羽猫の怪」で第15回北区 内田康夫ミステリー文学賞区長賞を受賞し、『月刊ジェイ・ノベル』2017年4月号に掲載される[3]。2018年、「レッドカサブランカ」で第28回鮎川哲也賞最終候補[4]、「ROKKAKU」で第15回ミステリーズ!新人賞最終候補となる[5]。2019年、投稿作「ツマビラカ〜保健室の不思議な先生〜」が第16回ミステリーズ!新人賞を受賞[2][6]。同作を改題した「二万人の目撃者」にて本格的にデビュー。2022年、「ROKKAKU」を改題した「431秒後の殺人」が表題作となった『431秒後の殺人 京都辻占探偵六角』で初の単著を刊行した[7]。
作品リスト
単行本
- 『431秒後の殺人 京都辻占探偵六角』(ミステリ・フロンティア、2022年4月)
- 収録作品:431秒後の殺人 / 睨み目の穴蔵の殺人 / 眠れる映画館の殺人 / 照明されない白刃の殺人 / 立ち消える死者の殺人
電子書籍
- 『二万人の目撃者』(東京創元社、2019年10月11日)
雑誌掲載作品
- 「赤羽猫の怪」(『月刊ジェイ・ノベル』2017年4月号掲載)
- 「二万人の目撃者」(『ミステリーズ!』vol.97 OCTOBER 2019 掲載、Kindleにて電子書籍化)[8]
- 「431秒後の殺人」(『紙魚の手帖』vol.02 DECEMBER 2021 掲載)
- 「血を綴じる書庫の殺人 京都辻占探偵六角」(『紙魚の手帖』vol.09 FEBRUARY 2023 掲載)
脚注
- ^ 会員名簿 床品美帆|日本推理作家協会
- ^ a b c 第16回ミステリーズ!新人賞 東京創元社
- ^ 第15回「内田康夫ミステリー文学賞」の各賞が決定しました 東京都北区(2017年5月12日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ “第28回 鮎川哲也賞”. 東京創元社. 2022年4月28日閲覧。
- ^ “第15回ミステリーズ!新人賞”. 東京創元社. 2022年4月28日閲覧。
- ^ 会員名簿 床品 美帆日本推理作家協会.2021年7月8日閲覧。
- ^ 「著者あとがき」『431秒後の殺人 京都辻占探偵六角』、床品美帆、東京創元社〈ミステリ・フロンティア〉、2022年4月
- ^ 「ツマビラカ~保健室の不思議な先生~」より改題。
関連項目
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受賞作 |
- 第1回 受賞作なし
- 第2回 高井忍「漂流巌流島」
- 第3回 秋梨惟喬「殺三狼」 / 滝田務雄「田舎の刑事の趣味とお仕事」
- 第4回 沢村浩輔「夜の床屋」
- 第5回 梓崎優「砂漠を走る船の道」 / 市井豊「聴き屋の芸術学部祭」(佳作)
- 第6回 受賞作なし
- 第7回 美輪和音「強欲な羊」 / 明神しじま「商人の空誓文」(佳作) / 深緑野分「オーブランの少女」(佳作)
- 第8回 受賞作なし
- 第9回 近田鳶迩「かんがえるひとになりかけ」 / 中村みしん「○の一途な追いかけかた」(佳作) / 天野暁月「清然和尚と仏の領解」(佳作)
- 第10回 櫻田智也「サーチライトと誘蛾灯」
- 第11回 浅ノ宮遼「消えた脳病変」
- 第12回 伊吹亜門「監獄舎の殺人」 / 榊林銘「十五秒」(佳作)
- 第13回 受賞作なし
- 第14回 受賞作なし / 丹野一郎「未知との遭遇」(優秀賞)
- 第15回 齊藤飛鳥「屍実盛」
- 第16回 床品美帆「ツマビラカ~保健室の不思議な先生~」
- 第17回 大島清昭「影踏亭の怪談」 / オオシマカズヒロ「噛む老人」
- 第18回 柳川一「三人書房」 / 村嶋祝人「百円玉」(優秀賞)
- 第19回 真門浩平「ルナティック・レトリーバー」
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選考委員 | |
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関連項目 | |
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