広沢寺(こうたくじ、正式には旧字体の廣澤寺)は、山口県山口市にある寺院。
歴史
廣澤寺の前身は泉香寺である。この泉香寺を創建したのが、大内氏二十四世大内弘世の子、二十六世大内盛見であった、応永年間のことである。
開山は仏悟恵光禅師(応永9年(1402年)示寂)で、当初は臨済宗であった。後に昌岩春盛和尚(慶長12年(1607年)示寂)を迎えて曹洞宗に改宗された。
その後、幾星霜を経て廃寺となったが、明治5年(1872年)5月、古熊村にあった万年山廣澤寺が引き移った。のちに山号は万年山から泉香山へ変更された。
廣澤寺は大内盛見の子・教幸が豊前国馬岳において敗死したので、その菩提寺として山口の古熊村に建立され、廣澤寺と号した。
開山は雪心真昭禅師(応仁2年(1468年)示寂)である。その後、大内輝弘の乱において、諸堂ことごとく焼失するが、山中にあった観音堂が残った。
この聖観音像は教幸公の守り本尊といわれ、二十年に一度開帳されたものである。
特徴
脚注
外部リンク
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参考文献