平松 広和(ひらまつ ひろかず、1960年2月29日[5][7] - )は、日本の男性声優。愛知県江南市出身[1][2]。ガジェットリンク所属[4]。
来歴
愛知県江南市に生まれ育つ[1][2]。当初から声優を目指していたわけではなく、漠然と上京することを考えていたが、自身の言葉の訛りが気になりアニメ雑誌『月刊アニメージュ』(徳間書店)に掲載されていた勝田久の通信教育の声優講座を受講する[8]。高校卒業後に上京するにあたっては新聞広告を見て放送技術者養成校である東放学園専門学校に入学したところ組織変更となって専門学校東京アナウンス学院になる[8]。東京アナウンス学院で1年学び[1]、卒業後に無名塾を受けるものの不合格となる[8]。将来に悩んでいたところ、東京アナウンス学院の友人の誘いで見た東京俳優生活協同組合(俳協)の俳協付属養成所の卒業公演が面白かったことから[6]、観劇の帰りに願書を受け取った。その時点では俳協も知らず、観ていた公演が俳協ものだという意識も無かった[8]。
俳協第10期生で同期生は、平野義和、安藤ありさたちがいる。1982年3月に養成所を卒業するが俳協本部の所属には選ばれず、新たに発足した劇団俳協の研究生に採用され、こどもミュージカルで全国を回った[1]。
同時にアニメのオーディションにも挑戦するが、『超時空要塞マクロス』『装甲騎兵ボトムズ』『超人ロック』などの主役オーディションは全て不合格で[1]、1982年放映開始のテレビアニメ『愛の戦士レインボーマン』の高校生Aという端役に1度だけ出演してアニメ声優デビュー[9]。
1984年の『重戦機エルガイム』でオーディションに合格し、ダバ・マイロード役が初レギュラーにして初主演となる[1]。
その後、俳協所属となり[3]、数々のアニメ作品に出演。劇団俳協の上落合担当の理事や俳協ボイスアクターズスタジオの専任講師を務める[10]。俳協を抜けて個人で仕事をするようになった際に屋号の必要性を感じた平松は、映画『GO!GO!ガジェット』が好きだったこともあり屋号として「ガジェット」を用いるようになった[11]。ゲーム、ラジオ、制作進行など手広く仕事をやっていたが、自分のスケジュール管理が困難になり、経理にも不安を覚えるようになった。そんな時に友人に気持ちを打ち明けたところ、きちんとした形でやることを薦められ、2009年にガジェットリンクを立ち上げる[11]。
主に舞台や声優学院の講師として活動している。
人物
声種はテノール[5]。
アニメ制作会社「アスリード」の代表者、平松巨規は弟[12]。
趣味は、映画鑑賞、野球、スキー[3]。特技はスキューバダイビング[4]。資格は普通自動車免許、普通自動二輪免許[4]。
『重戦機エルガイム』放映中にクイズ番組『クイズタイムショック』に出演し、トップ賞を獲得した[13]。
ゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」では、ダバの声を再録した際にスタッフから『スーパーロボット大戦F』の際は「昔のエルガイムよりかっこ良くなっている」「若さがあふれてますよね」と評されたが[14]、『スーパーロボット大戦GC』の時には「若すぎる」、『Another Century's Episode』においては「印象が若い」と何度も言われ、平松は「昔はもっと叫んでいたため、ハスキーな印象があるのかなぁ」とインタビューで答えたことがある[15]。アニメ『らき☆すた』では主人公の泉こなたの父そうじろうを演じたが、こなたの遊ぶテレビゲームから流れるダバの台詞(「変な所に当たるな!」)も演じた。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1982年
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- 1984年
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- 1999年
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- 2003年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2011年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2016年
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- 2017年
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- 2020年
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- 2022年
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劇場アニメ
OVA
ゲーム
- 1990年代
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ドラマCD
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脚注
注釈
出典
外部リンク