『幕末』(ばくまつ)は、司馬遼太郎の小説。幕末の暗殺事件を題材とした連作短編集である。
概要
生前「暗殺だけは、嫌いだ」と言っていた司馬が、幕末期の12の暗殺事件を見直した連作。
所蔵作品
- 桜田門外の変
- 井伊直弼暗殺事件。
- 奇妙なり八郎
- 浪士隊を結成した清河八郎のエピソード。
- 花屋町の襲撃
- 坂本龍馬の仇討ち。
- 猿ヶ辻の決闘
- 姉小路卿暗殺事件にまつわるエピソード。
- 冷泉斬り
- 佐幕派間者の冷泉為恭暗殺計画。
- 祇園囃子
- 過激浪士が水戸藩京都警備指揮約の住谷寅之助を暗殺。
- 土佐の夜雨
- 吉田東洋が討たれる。
- 逃げの小五郎
- 禁門ノ変の後生きのびた桂小五郎のエピソード。
- 死んでも死なぬ
- 攘夷派に襲われ一命を取りとめた井上聞多のエピソード。
- 彰義隊胸算用
- 彰義隊の成立から書かれた。
- 浪華城焼打
- 徳川家茂暗殺計画。
- 最後の攘夷志士
- 開国の朝廷布告書が煥発された後、攘夷に殉じた三枝蓊のエピソード。
関連作品
ラジオ
第○期○作目 |
放送期間 |
作品名 |
朗読
|
2 - 4 |
2014年2月 - 3月 |
桜田門外の変 |
竹本英史
|
3 - 1 |
2014年10月 - 11月 |
逃げの小五郎 |
田中秀幸
|
4 - 7 |
2016年7月 - 8月 |
死んでも死なぬ |
野島健児
|
6 - 4 |
2018年1月 - 2月 |
花屋町の襲撃 |
置鮎龍太郎
|
9 - 2 |
2020年11月 - 12月 |
奇妙なり八郎 |
福山潤
|
10 - 4 |
2022年2月 - 3月 |
彰義隊胸算用 |
置鮎龍太郎
|
10 - 5 |
2022年4月 - 5月 |
猿ヶ辻の決闘 |
小野大輔
|
10 - 7 |
2022年7月 - 8月 |
最後の攘夷志士 |
安元洋貴
|
11 - 1 |
2022年10月 - 11月 |
冷泉斬り |
鈴村健一
|
11 - 5 |
2023年4月 - 5月 |
土佐の夜雨 |
立木文彦
|
12 - 1 |
2023年10月 - 11月 |
浪華城焼打 |
中井和哉
|
12 - 8 |
2024年7月 - 8月 |
祇園囃子 |
森川智之
|
脚注
注釈
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長編小説 | |
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短編小説集 |
- 白い歓喜天
- 大坂侍
- 最後の伊賀者
- 果心居士の幻術
- おお、大砲
- 一夜官女
- 真説宮本武蔵
- 花房助兵衛
- 幕末
- 新選組血風録
- 鬼謀の人
- 酔って候
- 豊臣家の人々
- 王城の護衛者
- 喧嘩草雲
- 故郷忘じがたく候
- 人斬り以蔵
- 馬上少年過ぐ
- 木曜島の夜会
- おれは権現
- 軍師二人
- アームストロング砲
- ペルシャの幻術師
- 侍はこわい
- 花妖譚
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戯曲 | |
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その他の作品 | |
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映画作品 | |
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ドラマ作品 |
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紀行・ドキュメンタリー | |
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関連項目 | |
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