常福寺(じょうふくじ)は、東京都世田谷区にある顕本法華宗の寺院。「烏山寺町」を構成する26の寺院の1つである。
概要
1511年(永正8年)、浄徳院日立によって開山された[1]。
元々は浅草新鳥越町にあったが、江戸幕府の命により浅草吉野町(現・台東区今戸)に移転した[2]。
浅草時代は、吉原遊廓に近かったこともあり、遊女たちがひいきにしていた寺でもあったという[2]。
1923年(大正12年)の関東大震災で、建物や寺宝の多くを失ったため、1928年(昭和3年)に現在地に移転した[1]。
境内には、多くの狸の置物が置かれているため、「タヌキ寺」とも呼ばれている[3]。
交通アクセス
脚注
参考文献
- 世田谷区 編『小学生の烏山寺町あんない 付 世田谷の社寺と遺宝その2』世田谷区、1978年
- 竹内秀雄 著『世田谷区史跡散歩 (東京史跡ガイド12)』学生社、1992年
関連項目