巨人の星 (パチスロ)

巨人の星(きょじんのほし)は、アリストクラート(現・クロスアルファ)から発売されたパチスロ機。野球漫画『巨人の星』をテーマとしている。5リールを持つ機種の第1弾として発売され人気となり、この後『巨人の星II』、『巨人の星III』、『巨人の星IV』とシリーズ化された。巨人の星II、巨人の星III、巨人の星IVについても本項で詳述する。

巨人の星

Bタイプのストック機で、通常時は中央の3つのリールに加え、両脇にある2つのリールにより予告などの演出が行われる。出場人物は星飛雄馬一徹明子の家族と花形満左門豊作。パネルは「飛雄馬」「明子」「一徹」「花形」に加え、2003年の阪神タイガース優勝記念に特別製作され筐体上部に「阪神タイガースの歌(六甲おろし)」の歌詞が入った「花形優勝Ver.」がある。

ボーナスはゲーム数解除の他にリプレイが4連続することで解除される。リプレイには押し順があり、リプレイが4連続するまでリプレイをナビするのが「特訓モード」である。なお、ボーナス中は押し順ナビが発生し、決められた枚数を獲得することが出来る。

特訓モード

通常時にリプレイが3連続するとその時点で特訓抽選が行われる。と同時にリール窓斜め上にナイター照明の絵があり、それが点滅を始める。特訓抽選に当選するとリプレイの押し順をナビゲートする「特訓モード」に入り、リプレイが4連続するまで特訓モードは連続する。この特訓モードは5連続まで連続(=最大5回のボーナス放出)することがある。なお、リプレイ3連目が一徹による、押し順ナビだった場合、特訓モードの抽選は受けられない。

巨人の星II

前作の『巨人の星』に改良を加えて出されたストック機で、タイアップ機である。

前作よりの改良点

  • 獲得枚数が511枚と増加した。
  • 特訓モードの抽選機会が増えた。
  • リプレイ2連続後の一徹又は明子によるリプレイの押し順ナビでも特訓モードの抽選が受けられるようになった。
  • リプレイの押し順をナビするのが,特訓、通常時の「一徹ナビ」以外にも「明子ナビ」が加わった。
  • 前作では出場しなかったオズマが新たに加わった。

巨人の星III

「巨人の星」シリーズの第3弾。B-450タイプのストック機。2005年11月発売。

前作と変わった部分

  • 5リールが3リールになった代わりに液晶画面が搭載されて、演出が多彩になった。
  • 特訓モードの低確率状態と高確率状態が作られ、特定役(通常時のリプレイ3連続もしくはチェリー)で抽選されるようになった。
  • 特訓モードは10Gか20Gの継続で終了する(=ボーナス確定ではなくなった)代わりに、抽選機会が増えた。なお特訓モードには高確率状態におけるスイカ・ベルの一部を契機として突入する他(スイカは約75%、ベルは約25%の確率で特訓に当選)、低確率状態でもスイカの一部を契機に突入するが、低確率状態では10G継続にしか当選しない(=20G継続の場合は高確率状態が確定する)。なお高確率状態にはリプレイ3連(条件付)、及びチェリー当選時に抽選される。
  • リプレイ4連続の他、特訓モード中に限りリプレイ3連続でも放出の機会があるようになった。
  • リプレイの押し順の概念がなくなった(特訓中もナビされない)。
  • ビッグ中は左リールの3連7を狙い、リプレイ外しは逆押しで消化する。前作までの最終ゲームまでの保障はなくなった。
  • 主な登場人物は前作までの星一家、花形満、左門豊作に加えて今作から伴宙太、橘ルミ、川上哲治も登場する。ただしオズマは非登場となった。

巨人の星IV

「巨人の星」シリーズの第4弾。正式名称は「巨人の星IV 青春群像編」、保安通信協会への申請型式名は「巨人の星4 DX」。5号機として復活、液晶に加え「2」以来の5リールとなった。

ストックナビタイプの1セット50ゲームの完走型ARTを搭載。チャンスゾーンの「開眼チャンス」を経て、特殊リプレイ成立でART「特訓モード」に突入。またビッグボーナス中に黒絵柄(青春群像編)を揃えるとARTストックが貯留される。天井が存在し、通常プレイ998ゲーム消化後にボーナス当選まで続く無限RT「超開眼チャンス」に突入する。リプレイ4連続演出は5号機となったこともありボーナスには直結しないが、高確率モードへの期待度がアップする。

登場人物ではオズマが復活。また、新たに日高美奈、京子、牧場春彦が加わった。

その他

これら機種の登場人物の帽子は実在球団(読売ジャイアンツ阪神タイガースなど)の使用承諾を得ていないため、原作やアニメと異なり巨人なら「G」、阪神なら「T」となっている。

ゲーム機

  • オンラインゲームサイト777town.netにてプレイが可能である(II・III・V)。

外部リンク