人体の解剖学において、 左胃動脈(ひだりいどうみゃく、英語: left gastric artery)は、腹腔動脈から生じ、胃の小彎の上部に沿って走る。分枝は下部の食道に供給する。左胃動脈は右から左に走る右胃動脈と吻合する。
臨床的意義
疾患としては、左胃動脈は消化性潰瘍に関わっている可能性がある。潰瘍が胃の粘膜を通って動脈の分枝に入り込むと、胃に大量の失血を引き起こし、吐血やメレナなどの症状が出ることがある。
イメージ
脚注
- ^ Essential Clinical Anatomy. K.L. Moore & A.M. Agur. Lippincott, 2 ed. 2002. Page 150
外部リンク