『崩壊3rd』(ほうかいサード、簡体字:崩坏3 / 英:Honkai Impact 3rd)は、COGNOSPHEREから配信されているAndroid/iOS/Windows(Steam、Google Play Games、HoYoPlay[1])/macOS用ゲームアプリ。開発は本社の中国miHoYo(上海米哈游网络科技股份有限公司)が行っている[2]。Android/iOS用日本版は2017年2月16日に配信開始。Steam版は2021年10月21日に配信開始[3]。なおSteam版は他のプラットフォームと同じサーバーでプレイできるが、データ連携はできない。その後「HoYoverse通行証」を利用してデータ連携できる日本語PC版がWindows版Google Playストアで2022年7月8日に配信開始[4]。その後、2024年7月25日には公式PC版クライアントが登場し、Ver7.8が配信された2024年10月17日には公式PC版クライアントのランチャーをHoYoPlayに切り替える更新が開始[5][6][7]。2024年4月25に配信したVer.7.4ではAppleシリコンMac向けにMac App StoreでiOS版の崩壊3rdが利用可能になった[8]。
キャッチフレーズは「立ち上がれ!美しい世界を守るために」。
同社の『崩壊学園』のパラレルワールドのような舞台になっており、世界観は完全に同じではないが共通している。
共に物語冒頭で主人公キアナの住む長空市(ちょうくうし)に大規模な「崩壊現象」が発生するが、『崩壊学園』ではキアナの通う千羽学園から物語が進行するのに対し、『崩壊3rd』ではキアナ、芽衣、ブローニャが出会った後、第三律者によって長空市が壊滅し、天命組織の戦艦ハイペリオン号に助けられ、対崩壊戦士の「戦乙女(ヴァルキリー)」を育成している聖フレイヤ学園に入学したところから進行する。
「3rd」の由来は、中国で配信された『崩坏学园』がブラッシュアップと世界展開にあたり『崩坏学园2』(日本版『崩壊学園』)に置き換えられ、本作が3作目になるためである。[9][10]ゲーム性もそれまでの横スクロール型アクションゲームから3Dアクションゲームになっている。
2023年9月22日、TOKYO GAME SHOW 2023にて崩壊3rd第二部のPVが公開された。第二部の舞台は火星。主要キャラ、システム、UIなどに大幅な変更が行われる。第二部の実装は2024年2月を予定していた。2023年12月7日のVer.7.1のアップデートにてUIの変更のみ一足早く行われた。第二部の事前登録者は1000万人を超えた。2024年2月29日、Ver.7.3にて予定通りの変更が加えられた[11]。
かつて人類の文明を幾度となく葬ってきた未知の力「崩壊」が今再びこの平和な世界に降臨した。
B.C.2000年頃、天変地異によって突如崩壊した人類の文明。その後も周期的な氾濫により、人々は文明を築いては崩壊するという歴史を繰り返し歩んできた。長きに渡る「崩壊」との戦いは大地を疲弊させ、変異した「崩壊獣」が世界各地に現れ始めた。生き残った人々は、滅亡を回避するための方法を探ろうと、「天命組織」を設立した。その結果、生物の変異から消滅に至る「崩壊現象」と、対抗する力を備えた「聖痕」の存在が確認された。
3年前、「第3次崩壊インパクト」と呼ばれる、崩壊史上最大級の災厄がキアナ・カスラナの住んでいる極東の地である長空市に降りかかった。崩壊と深い因縁があるカスラナ家の血を引くキアナは感染を免れたが、被害は甚大で、人々の心に大きな傷を残すこととなった。
嘗ての戦いで母を亡くし、父にも失踪されたキアナは、「崩壊」に立ち向かうことを決意し、対崩壊実戦チーム「ヴァルキリー部隊」の戦艦・ハイペリオン号に乗り込んだ。
画面上の仮想ゲームパッドを用い、3Dキャラクターを移動させ戦闘を行う。PC版の場合コントローラーまたはマウスとキーボードを使用してプレイする。ver.7.3より操作面が大幅改善されマウスとキーボードによる操作が可能になった。
「シングルクエスト」と「協力クエスト」の2つに大別される。Ver.7.3より「協力プレイ」は廃止された。
本作のプレイアブルキャラクター。各戦乙女ごとに属性・スキルが異なる数種類のバトルスーツが存在し、それぞれ別のキャラクターとして扱われる。
補給(本作のガチャ)でキャラカードを入手するほか、クエストでドロップ・ショップで購入するキャラの欠片を入手することで開放することができる。キャラカードを入手した状態でキャラの欠片を集めると、レア度が上がりステータスが上昇、キャラクターごとの新スキルも開放される。
キャラクターのレベルはクエスト出撃や経験値アイテム使用で上昇し、ステータス強化やスキル上限解放を行うことができるが、キャラクターのレベルは艦長レベルを超えることはできない。ただし上限は80レベルである。
Ver3.0より追加された戦乙女をサポートするキャラクター。
Ver7.3より追加された戦乙女をサポートするキャラクター。Ver7.3より追加されたアストラルリングを持っているキャラクターをリーダーとして編成することでチーム内にコネクターを編成することが可能となる。コネクターまたは武装人形のどちらか一方のみ編成可能。例外として、終焉の律者はVer7.8より追加された「永遠の月・初」を装備することにより必殺技の変化と共にコネクターに対応するようになる。
Ver.2.5からVer.7.0まで続いていた長編イベントストーリー。本編に登場したキャラが登場するがおおむね本編とは別人であり、プレイアブル化されることもある。本編と大きく異なる点として艦長がストーリーに大きくかかわっている。本編においてもVer.キアナなどで関わっていたが、本イベントでは艦長のセリフや体の一部などが描写されているシーンが存在する。
個別になっているストーリーを記す。過去に死亡したキャラが登場したり、過去の姿で登場するキャラもいる。また、イベントによってはプレイヤーに直接問いかけてくるものや、本編に関わっているものもある。
A-310、実験室から生まれた少女。
生きるため、少女は戦いを続け、自分の価値を周囲に示さなければならない。
でも…少女が一生懸命生きようとする意味は、ほんとにそれらだろうか?
大昔に行方しれずとなった聖痕と「神の鍵」と呼ばれる武器を探し出すため、姫子は戦乙女小隊を率いて神州の九幽にやって来た。
だが、この遥か昔の時代が残した古跡で、姫子たちは危機に遭遇したようだ…
海底より現れた巨獣は戦乙女小隊を呑み込んだ。いきなり現れた敵を目の前に、彼女たちの任務はまず巨獣を封印してここから逃げ出すことになった。
芽衣を守るために、ブローニャは自ら自分脳内のチップを焼け壊した。
昏睡中のブローニャは夢境の中で運命の決断を迎えた…
聖フレイヤ学園は混乱と暴力で有名な不良高校。
遠東最強になるため、転校生カレンは聖フレイヤ学園制覇への歩みを始めた
大主教から謎の任務を受け取ったフカ。
千年の記憶が描かれた巻物をゆっくりと開けば、脳の奥に眠る忘れ去られた記憶が目の前に浮かぶ……
カカリア孤児院出身の双子:ロザリアとリリアには幼い頃からの夢があるーーそれは、アイドルになること!
新キャラクター追加、バグ修正等の軽微な調整に関しては表記しない。
Ver.7.9にて崩壊:スターレイルコラボが行われることが発表された[19]。同日に公開された画像にて崩壊:スターレイルより星/穹(主人公)が登場していることが確認できる。
崩壊スターレイルコラボティザーPV『競演』公開。
本作のキャラクターは、Unityを用いたトゥーンレンダリングで描かれており、日本のアニメや漫画で見られる髪のハイライトの部分はモデルに書き込むのではなく、リアルタイムでの処理が行われた[20]。
4Gamer.netのH.Hは少ないボタン数で操作できる点や道中とボス戦とのメリハリの良さや、美麗なグラフィックについて肯定的な評価を寄せており、「海外産のゲームでありながら、日本のアニメやゲームに対する大きなリスペクトを感じた」と述べている[21]。
『戦乙女の食卓』(ヴァルキリーのしょくたく)が、BS日テレにて2020年7月8日から9月9日まで6分枠のショートアニメとして放送された[22]。全10話。
第2期『戦乙女の食卓II』(ヴァルキリーのしょくたくツー)が、BS日テレにて2021年7月19日から9月6日までショートアニメとして放送された[23]。1話約8分・全8話。
スピンオフショートアニメ『人形学園』が、2022年1月22日より、公式YouTubeチャンネルにて配信された[26]。全10話。
ゲーム内のストーリー内に挟まれる数分程度のアニメ。メインストーリの一部であるものがほとんどであるが、振り返りムービーなども含まれる。一部アニメーションはタイトルが存在しない。また、ゲーム内以外にも公式YouTubeや公式X(旧Twitter)でも視聴することが可能である。
ゲーム内に収録されているものを表記する。製作はHOYO-MIX。
一部例外を除いて、YouTube Music[27]やSpotify[28]などで配信されており、主にHOYO-MIXから配信されている。ゲーム内で使用されている楽曲をすべて含む。
本国公式にて無料公開されている。長らく日本語に翻訳されていなかったため有志による翻訳がされていたが、現在は公式によって翻訳がされている。本編は3章まで白黒、4章からフルカラーで描かれる。主にゲーム本編では触れられなかった話が描かれている。ゲーム本編に繋がる話やゲーム本編の話も含まれる[29]。
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