峠島(とうげしま)は、広島湾にある無人島。南北650m、東西450m、面積0.15km2の小島で、島内の最高点は129mである[1]。
行政
行政は広島県広島市南区の仁保町字峠島に位置する[2](Google マップやマピオン電話帳では似島町扱いになっている。)。
もとは安芸郡仁保村[3]に属する島嶼であったが、1929年4月1日に同村の広島市編入に伴い同市仁保町に属することになり[4]、現在に至っている。
地理
広島港の南3.5km,似島の東1kmに位置している[1]。安芸小富士の山頂からも、はっきりと見ることが出来る。全体が花崗岩からなり、海食崖に囲まれる。付近の海底からはナウマンゾウも見つかっている。また、瀬戸内海国立公園に含まれている[2][5]。
歴史
戦時中は陸軍運輸部の倉庫が置かれた[5]。
戦後一時期、開拓者が入植し、畑作をしたことがある[6]。
平成2年の国勢調査では、人口1人を数えたが、その後、再び無人島に化した[5]。
現在は2億円で売りに出されている[2]。
産業
島の周辺の海域はカキ養殖場になっている[5]。
島内に産業は存在しない。
交通
島への定期航路はない[6]が島の南部に船着き場がある。
島内にも交通機関はなく、道すら存在しない。
脚注
参考文献
- ^ a b “広島市の生物(広島市版レッドデータブック)第3章 地域の自然”. 広島市. p. 265. 2024年11月9日閲覧。
- ^ a b c “無人島で相続税対策!?購入可能な無人島14選&雑学まとめ|不動産コラムサイト【いえらぶコラム】”. 不動産住宅情報サイト【いえらぶ】. 2021年9月20日閲覧。
- ^ 現在の南区の南東部に相当し、現・仁保地区(仁保・仁保南)のみならず、本浦・大河・丹那・楠那町・日宇那町・黄金山町・似島町および向洋などの各地区を村域としていた。
- ^ 旧「仁保村」の村域に相当するが、戦後の町名変更で上記の各町が分立すると、島嶼部を包括する町名となり
- ^ a b c d 『日本の島ガイド SHIMADASU(新版)』公益財団法人日本離島センター、2019年10月1日、564頁。
- ^ a b “南区のプロフィール - 広島市公式ホームページ”. www.city.hiroshima.lg.jp. 2021年9月20日閲覧。
外部リンク