岸本 司(きしもと つかさ、1968年6月4日 - )は、日本の映画監督、脚本家、小説家。
経歴
沖縄県名護市に生まれる。東京芸術学院在学中より自主制作映画を撮り始める。
1993年「エイジリズム」(脚本・監督・編集)が林海象カップでグランプリを受賞。1995年「空に想う」(脚本・監督・編集)が一般社団法人シナリオ作家協会の第4回新人シナリオコンクール奨励賞を受賞[1]。
2002年に東京から沖縄に拠点を移し、フリーランスのディレクターとしてTV番組やCMの演出を行う。
2006年「アコークロー」(脚本・監督)で初の長編映画を手がけ、劇場映画デビューする[2]。
映画監督として活動する一方、2008年からはTVドラマの演出・脚本家としても活動。沖縄で大ヒットした特撮TVドラマ「琉神マブヤー」(2008年)、「ハルサーエイカー」(2011年)などを手がける。
2012年、短編映画「ニービチの条件/Mother of the Groom」がSSFF&ASIA2012「旅ショーット!プロジェクト」部門優秀賞[3]、およびロチェスター国際映画祭の"HONORABLE MENTION"(選外佳作)[4]を受賞。
2015年、短編映画「こころ、おどる -Kerama Blue-」がSSFF&ASIA2015 ジャパン部門 優秀賞/東京都知事賞、[5]およびLA EigaFest2015にて Shorts Competition(短編部門)のThe Golden Zipangu Awardsを受賞。 [6]
また小説も書いており、光文社の第3回「奇妙にこわい話」公募(選・阿刀田高)に出品した短編小説「安心」が優秀賞となり、公募入賞作品のアンソロジーである『ますます奇妙にこわい話』(光文社文庫、2001年)に掲載されている。
監督作品
長編映画
- アコークロー(2006年)-脚本・監督
- 琉球バトルロワイアル(2013年)-脚本・監督
- ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ(2014年)-脚本・監督
- 沖縄を変えた男(2016年)-脚本・監督
- ココロ、オドル(2019年)-脚本・監督
オムニバス映画
短編映画
- ニービチの条件/Mother of the Groom(2012年)-脚本・監督
- スイーツライフ(2015年)-脚本・監督
- こころ、おどる(2015年)-脚本・監督
- 遠い時間、月の明かり(2018年)-脚本・監督
- きたなかスケッチ(2018年)-脚本・監督
オリジナルビデオ
TVドラマ
「オキナワノコワイハナシ」シリーズ
- 夏の幻影 (2004年)-脚本・監督
- 彼岸日誌(2005年)-脚本・監督
- ムーンドライブ(2006年) -脚本・監督
- テケテケテケ(2007年)-脚本・監督
- 怪物〜マジムン〜(2008年)-脚本・監督
その他のTVドラマ
※琉神マブヤー、オバー自慢の爆弾鍋ではクレジットはされていないが、実際は脚本(共同脚本)も手がけている。
監督以外の作品
- 「パイナップル・ツアーズ」(1992年)-助監督
- 「地球でたったふたり」(2008年)-協力・出演
- 「やぎの冒険」(2010年)-脚本
- 「NOTHING PARTS 71」(2014年)-脚本協力
脚注
外部リンク