岡村 健司(おかむら けんじ、1961年〈昭和36年〉9月15日[1] - )は、日本の国際公務員、元大蔵・財務官僚。財務省国際局次長、財務省国際局長、財務官、内閣官房参与を経て、国際通貨基金副専務理事。
人物
東京都出身。東京大学教養学部文科一類入学[2]。東京大学法学部卒業。ハーバード大学ハーバード・ケネディ・スクールより公共政策学修士の学位を取得[3][4]。1985年、大蔵省入省、主計局総務課配属。1991年、会津若松税務署長。国際通貨基金などを経て、1997年、主計局主計官補佐として郵政や運輸の予算編成を担当する。2001年、大臣官房文書課広報室長。2003年、山形県に出向し、商工労働観光部長や総務部長を務める。2006年、財務大臣秘書官事務取扱。2008年以降、国際局の複数の課長を歴任した。2017年、国際局次長。2019年、国際局長。2020年、財務官[5][6]。2021年7月、依願免官、内閣官房参与(国際経済担当)。同年11月、内閣官房参与退職。同年12月、国際通貨基金副専務理事。
経歴
国家公務員採用上級甲種試験(法律)合格[1]
1985年03月31日:東京大学法学部卒業[1]
1985年04月01日:大蔵省入省[1]。主計局総務課配属[7]
1986年05月00 :大蔵省主計局法規課係員[8]
1989年07月00 :大蔵省理財局資金第一課原資係長[9]
1990年07月00 :大蔵省理財局資金第一課企画係長[10]
1991年07月10日:会津若松税務署長[11]
1992年07月00 :大蔵省大臣官房秘書課課長補佐[1]
1993年07月00 :大蔵省大臣官房付(命)国際通貨基金派遣[1]
1996年07月00 :国税庁長官官房企画課課長補佐[1]
1997年07月00 :大蔵省主計局主計官補佐(郵政係主査)[1]
1998年07月00 :大蔵省主計局主計官補佐(運輸第一、二、三係主査)[1]
1999年04月00 :大蔵省大臣官房付(併)内閣官房(命)「21世紀日本の構想」懇談会担当室主幹[1]
2000年07月00 :大蔵省国際局国際機構課課長補佐(総括・企画)[12]
2001年01月06日:財務省国際局国際機構課課長補佐[1]
2001年07月10日:財務省大臣官房文書課広報室長[13]
2002年07月09日:財務省大臣官房秘書課首席監察官(併)大臣官房秘書課人事企画室長[14][1]
2003年07月11日:財務省大臣官房付[15]
2003年07月22日:財務省大臣官房企画官[16]
2003年08月25日:山形県商工労働観光部次長[17][1]
2004年04月01日:山形県商工労働観光部長[18]
2005年04月01日:山形県総務部長[19]
2006年07月28日:財務省主税局調査課長[20]
2006年09月26日:財務省大臣官房付(命)財務大臣秘書官事務取扱[21]
2007年08月27日:東京国税局査察部長[22][1]
2008年07月04日:財務省大臣官房付[23][24]
2008年07月10日:財務省国際局国際機構課長[25]
2010年07月09日:財務省国際局開発政策課長[26]
2012年07月10日:財務省国際局総務課長[27]
2013年06月28日:金融庁総務企画局参事官(国際担当)(併)金融庁総務企画局開示業務参事官[28][29][1]
2014年07月00 :金融庁総務企画局参事官(競争力強化・国際担当)[1]
2015年07月07日:財務省大臣官房審議官(国際局担当)[30][31][1]
2017年07月11日:財務省国際局次長[32]
2019年07月05日:財務省国際局長[33]
2020年07月20日:財務官[34]
2021年07月16日:財務官依願免官[35]。内閣官房参与(国際経済担当)[36]
2021年11月16日:内閣官房参与退職[37]
2021年12月03日:国際通貨基金副専務理事[38]
同期
大蔵省入省同期に、
などがいる。
関連項目
脚注
- 先代
- 本間正巳
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- 山形県総務部長
- 2005年 - 2006年
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- 次代
- 安居孝啓
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財務官 | |
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1952年8月1日、財務官から財務参事官に改称。1968年6月15日、財務参事官から財務官に改称。 |