岡崎 由美(おかざき ゆみ、1958年 - )は、日本の中国文学研究者。早稲田大学文学部中国語中国文学コース教授。専門は中国大衆文学。
香川県出身。1981年早稲田大学第一文学部卒業。
金庸作品のすべての日本語訳もしくは監修を手がけた。1996年にはじめて金庸作品の日本語訳『書剣恩仇録』が出版されて以来、日本でも武俠小説や金庸がしだいに知られるようになった。
金庸と並ぶ武俠小説の大家である古龍の日本語訳も手がけている。
主要著書・論文
論文
- 「清末俠義小説『万年青』について―方世玉故事成立初探」
- 「武俠の黎明―押川春浪と近代中国武俠小説」
- 「唐代豪俠小説と散楽百戯」
- 「金庸小説の格闘描写」
単行本
- 『きわめつき武俠小説指南―金庸ワールドを読み解く』(監修、徳間書店、1998年4月)
- 『漂泊のヒーロー―中国武俠小説への道』(著作、あじあブックス、2002年12月)
- 『武俠小説の巨人 金庸の世界』(監修、徳間書店)
金庸作品の翻訳・監修
- 徳間書店金庸武俠小説集
古龍作品の翻訳
- 小李飛刀シリーズ
- 『多情剣客無情剣』(全2巻、訳:岡崎由美、角川書店、2002年)
- 『辺城浪子』(全4巻、訳:岡崎由美、小学館文庫、1999年)
- 陸小鳳伝奇シリーズ
- 『金鵬王朝 陸小鳳伝奇シリーズ1』(早稲田出版、2006年5月)
- 『繍花大盗 陸小鳳伝奇シリーズ2』(早稲田出版、2006年5月)
- 『決戦前後 陸小鳳伝奇シリーズ3』(早稲田出版、2006年11月)
中国古典小説・楊家将演義の翻訳
- 「楊家将演義」日本語初訳。「北宋志伝」全五十回とそれに連なる「南宋志伝」の楊一族登場場面を訳出。
テレビ出演
外部リンク
- 先代
- 大藪泰
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- 早稲田大学第一文学部長
- 2010年 - 2012年
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- 次代
- 李成市
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- 先代
- 大藪泰
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- 早稲田大学第二文学部長
- 2010年 - 2012年
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- 次代
- 安藤文人
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