山田 奨治(やまだ しょうじ、1963年(昭和38年 - )は、日本の情報学者で博士(工学)。国際日本文化研究センター教授。大阪市出身。著作権など知的所有権をめぐる問題の研究、人文資料のコンピュータ解析やデータベース構築、テレビ・コマーシャル研究、武道学研究など、幅広く活躍している。
学歴
- 1986年 筑波大学第三学群社会工学類卒業
- 1988年 筑波大学大学院修士課程医科学研究科修了
- 1998年 京都大学より博士(工学)の学位授与。博士論文タイトル「ユーザー指向のインタフェース評価メトリクスと脳波インタフェースに関する研究」
職歴
- 1988年 日本アイ・ビー・エム株式会社入社
- 1992年 筑波技術短期大学視覚部情報処理学科助手
- 1996年 国際日本文化研究センター研究部助教授、総合研究大学院大学文化科学研究科助教授
- 2011年 国際日本文化研究センター研究部教授、総合研究大学院大学文化科学研究科教授
著書
- 『日本文化の模倣と創造 オリジナリティとは何か』(2002 角川選書)
- 『禅という名の日本丸』(2005 弘文堂)
- 『情報のみかた』(2005 弘文堂)
- 『連歌の発想 連想語彙用例辞典と、そのネットワークの解析』(2006 日文研叢書)
- 『<海賊版>の思想 : 18世紀英国の永久コピーライト闘争』(2008 みすず書房)
- 『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』(2011 人文書院)
- 『東京ブギウギと鈴木大拙』(2015 人文書院)
- 『日本の著作権はなぜもっと厳しくなるのか』(2016 人文書院)
- 『著作権は文化を発展させるのか 人権と文化コモンズ』(2021 人文書院)
- 『びわ湖のほとりで35年続くすごい授業滋賀大附属中学校が実践してきた主体的・対話的で深い学び』(2018 滋賀大学教育学部附属中学校との共著 ミネルヴァ書房)
編書
- 『模倣と創造のダイナミズム』(2003 勉誠出版)
- 『文化としてのテレビ・コマーシャル』(2007 世界思想社)
- 『コモンズと文化―文化は誰のものか―』(2010 東京堂出版)
- 『マンガ・アニメで論文・レポートを書く-「好き」を学問にする方法-』(2017 ミネルヴァ書房)
- 『縮小社会の文化創造: 附:「縮小社会のエビデンスとメッセージ」展の記録』(2023 思文閣出版)
共編書
- 『日本の教育に“武道”を―21世紀に心技体を鍛える』(2005 アレキサンダー・ベネットとの共編、明治図書出版)
- 『CD-ROM版くずし字解読用例辞典』(2007 柴山守との共編、東京堂出版)
- 『大衆文化とナショナリズム』(2016 朴順愛・谷川建司との共編、森話社)
- 『文化・情報の結節点としての図像――絵と言葉でひろがる近世・近代の文化圏』(2021 石上阿希との共編、晃洋書房)
- 『鈴木大拙 禅を超えて』(2021 ジョン・ブリーンとの共編、思文閣出版)
外部リンク