山口県立下関工業高等学校(やまぐちけんりつ しものせきこうぎょう こうとうがっこう)とは、山口県下関市富任町に所在していた公立の工業高等学校。略称は「関工」(せっこう)。以前、文部科学省の情報モラル等指導サポート事業実践研究協力校に指定されており、情報モラルに関する教育に力を入れていた。
沿革
設置学科
全日制
定時制
部活動
運動部
- 陸上部
- 空手道部
- 柔道部
- 剣道部
- 弓道部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- 野球部
- サッカー部
- 卓球部
- ソフトテニス部
文化部
- 新聞部
- 美術部
- 写真部
- 自動車部
- 英会話同好会
- ものづくり同好会
- 電算機同好会
特徴
- 野球部は山口県では強豪校の1校に数えられる。
- その他、多くの部が中国大会出場などの大会で優秀な成績をおさめている。
- 元プロ野球選手(投手)でタレントの宮本和知は、在校当時サッカー部が廃部になっていたため、野球部に入部し、その後プロ野球読売ジャイアンツに入団した。宮本の卒業から数年後、サッカーをしていた当時の教諭および生徒が復活を懇願。後にサッカー同好会を設立し、その後部に昇格したことでサッカー部は再建され、下関工科高校に転換された現在も存続している。
統合へ
山口県内66校中34校を統廃合の対象とする「県立高校再編整備計画」により山口県立下関中央工業高等学校と統合の上、平成28年度に新学校が設置されることになった。
新学校名は、平成27年7月13日に山口県教育委員会高校教育課より公表の平成28年度山口県公立高等学校入学者選抜実施大綱によって下関工科高等学校と決まった。
統合高の校地は下関市富任町にある下関工業高校の校地が充てられ、全日制の学科は
- 機械工学科 定員80名
- 電気工学科 定員70名
- 建設工学科 定員40名
- 応用化学工学科 定員35名
となった。
統合後は山口県内で最大級の工業高校とされた。
関係者
- 髙木義明(機械科卒 元文部科学大臣、民主党国会対策委員長、衆議院議員)
- 篠田荘平(元プロ野球選手)
- 西田隆広(元プロ野球選手)
- 宮本和知(電子科卒 元プロ野球選手・タレント)
- 中西幹育(電子科卒 衝撃吸収素材αgel発明者)
- 大高猛(電気科卒 グラフィックデザイナー。大阪万博シンボルマーク、全国選抜高校野球大会の優勝メダル、日清食品「カップヌードル」パッケージなどデザイン)
- 中西一清(電気科卒 RKB毎日放送アナウンサー)
- 岸健之助(材料技術科卒 お笑い芸人・ネルソンズ)
関連項目
脚注
- ^ a b 山口県条例第二十一号 山口県報 号外-3 平成31年3月12日
- 注釈
- ^ 下関中央工高の校地は2019年開校の定時制高校の山口県立下関双葉高等学校の校地に使用され、下関双葉高に総合学科工業系列が開設された。