山内 郷俊(やまうち さととし)は、江戸時代中期の土佐藩の重臣。6代宿毛領主。
略歴
宝永元年(1704年)、土佐藩奉行職、4代宿毛領主山内倫氏の六男として宿毛にて誕生した。
享保9年(1724年)、兄で当主の晴氏が死去する。嫡男の千之助(氏篤)はまだ幼少だったため、養子となって家督と知行6800石を相続し、6代宿毛領主となる。享保12年(1727年)、孝氏から氏興に改名する。享保13年(1728年)、8代藩主・山内豊敷に奉行職に任じられる。享保18年(1733年)、公務で江戸に下向する。
享保19年(1734年)、財政難から奉行の職に耐えないと辞職を願うが許されず、補米を給されることとなる。寛保3年(1743年)4月26日、病のため奉行職を免じられる。寛保4年(1744年)、乱心を理由に藩主・豊敷に蟄居を命じられる。家督は氏篤が相続した。
寛延2年(1749年)1月11日、死去。享年46。
系譜
出典