山内 久明(やまのうち ひさあき、1934年7月10日 - )は、日本の英文学者、東京大学名誉教授。Ph.D.(ケンブリッジ大学、1975年)。広島県生まれ。
略歴
学歴
- 広島大学附属高等学校卒
- 1958年 東京大学教養学部イギリス科卒業
- 1960年 東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専門課程修士課程修了
- 1962年 コロンビア大学留学 (1964年修士号取得)
- 1963年 トロント大学在学(1964年まで)
- 1967年 ケンブリッジ大学留学 1975年 The Mind's Abyss: A Study of Melancholy and Associated States in Some Late Eighteen's Century Writers, and in Wordsworth and Coleridge で英文学の博士号取得。
職歴
活動
英国ロマン派の詩が専門だが、夏目漱石を中心とした日本近代文学に関する英文著書や大江健三郎論もある。大江とは東大駒場時代からの友人で、大江のノーベル賞受賞記念講演「あいまいな日本の私」を英訳した[1]。
著書
共編著
- 英語 2-A 放送大学 1985
- Advanced reading skills Graham Law共編著 放送大学 1989
- イギリスの全体像を求めて 川西進共編著 放送大学 1990
- Reading modern fiction グレアム・ロー共編著 放送大学 1994
- ヨーロッパ・ロマン主義を読み直す 阿部良雄,高辻知義共著 岩波セミナーブックス 1997
- Voices from Britain グレアム・ロー編著 放送大学 1999
- ヨーロッパの文化と社会 イギリスを中心として 木畑洋一,草光俊雄共編著 放送大学 2002
- 近代日本における外国文学の受容 川本皓嗣共編著 放送大学 2003
- イギリス文学 高田康成,高橋和久共著 放送大学 2003
- 表象としての日本 西洋人の見た日本文化 柏倉康夫, 阿部齊共編著 放送大学 2004
翻訳
脚注
- ^ 大江健三郎 『定義集』 朝日文庫 2016年刊
参考