小林 慶一郎(こばやし けいいちろう、1966年 - )は、日本の経済学者。専門はマクロ経済学、経済動学、金融論。東京財団政策研究所研究主幹。慶應義塾大学経済学部教授。財政制度等審議会委員、新型コロナウイルス感染症対策等の政府諮問機関、基本的対処方針等諮問委員会委員、新型コロナウイルス感染症対策分科会メンバー。
人物
シカゴ大学大学院博士課程修了[1]。シカゴ大学での指導教官はロバート・ルーカス。
2020年3月、新型コロナは長期的に産業構造の転換をもたらすと強調。急激に業績が悪化した企業への支援とともに、廃業や倒産を促す政策も組み合わせることが必要だと訴えた提言を複数の他経済学者らと共同でまとめた[2][3]。
6月、新型コロナ経済対策での給付金などの新たな財源案としてトービン税(為替取引税)、金融取引税などの導入を同東京財団政策研究所の佐藤主光などと共に提言している[4][5]。
略歴
学歴
職歴
著作とメディア
主な著作物
- 『財政と民主主義 ポピュリズムは債務危機への道か』(共著、日本経済新聞出版社)
- 「バランスシート不況のマクロ経済論」(所収:吉川洋+通商産業研究所編集委員会編『マクロ経済政策の課題と争点』東洋経済新報社)
- 「問題先送りによる長期経済停滞」(深尾光洋、吉川洋編『ゼロ金利と日本経済』日本経済新聞社所収)
- 『日本経済の罠 - なぜ日本は長期低迷を抜け出せないのか』(共著、日本経済新聞社)
- 『バランスシート再建の経済学』(共編)東洋経済新報社
- 『逃避の代償 ― 物価下落と経済危機の解明』日本経済新聞社
- 『経済ニュースの読み方』朝日新聞社
- The Division of Labor, the Extent of the Market, and Economic Growth (Ph.D. Dissertation, University of Chicago)
主なコラムと掲載
出演番組
受賞歴
脚注・出典
外部リンク
- 先代
- 小川英治
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- 東京経済研究センター代表理事
- 2020年 - 2022年
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- 次代
- 戸堂康之
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