小林 好日(こばやし よしはる、1886年8月19日 - 1948年2月11日)は、日本の国語学者。
人物
東京生まれ。東京府立第一中学校、旧制第一高校、東京高等師範学校を経て、1922年 東京帝国大学文科大学国文科卒業(専門は国語学)。1926年 - 1927年旧制鎌倉中学(現:鎌倉学園)校長。東洋大学、東京女子大学講師などを経て、1934年に東北帝国大学教授に就任。室町時代以降の文法史、東北地方の方言の語彙的研究で知られている。著書に『国語学概論』(1930)、『国語学の諸問題』(1941)、『標準語法精説』(1922)、『国語国文法要義』(1927)、『日本文法史』(1936)、『東北の方言』(1944)他。校長時代に、鎌倉学園校歌を作詞。
1946年に京都帝国大学より文学博士。論文の題は『方言語彙学的研究』[1]。
資料
東北大学史料館(宮城県仙台市)において「小林好日文書」(講義ノート、受講ノート等)が保存・公開されている。
著書
- 『標準語法精説』育英書院 1922
- 『吉野拾遺』校註 丙午出版社 1923
- 『新体国語法精説』大同館書店 1924
- 『金槐集評釈』厚生閣書店 1927
- 『国語資料現代詩鑑賞』東洋図書 1927
- 『国語国文法要義』京文社 1927
- 『国語学概論』万上閣 1930
- 『日本文法史』刀江書院 1936
- 『国語学の諸問題』岩波書店 1941
- 『国語学通論』弘文堂書房 1944
- 『東北の方言』三省堂 1944
- 『方言語彙学的研究』岩波書店 1950
脚注
- ^ 博士論文書誌データベース