小松寺(こまつじ)は、愛知県小牧市にある真言宗智山派の寺院。
概要
山号は愛藤山。小牧十観音第一番札所であり、かつ尾張西国三十三観音第七番札所でもある。八所社・熊野社合殿が隣接する。
歴史
創建は天平勝宝年間(8世紀中頃)。行基菩薩によってであると伝えられている。承安3年(1173年)に、一帯を荘園として所有していた平重盛が建物を改築。領地を与えたことから、彼の別称である「小松殿」(または「小松内大臣」)から取って、「小松寺」と称するようになった。しかし承久3年(1221年)に起こった承久の乱で寺院は焼失。以後約250年間に渡って廃寺となっていた。
再興されたのは文明年間(15世紀後半)。全慶僧侶によってであると伝えられている。しかし天正12年(1584年)に起こった小牧・長久手の戦いで、小松寺周辺には豊臣方が砦(小松寺砦)が築づかれた。豊臣方は撤退する際寺に火を付け、建物や宝物などが焼失。
その後文禄4年(1595年)に豊臣秀吉から領地を与えられ、再々度再建された。
その後元和7年(1621年)には、徳川義直から領地を与えられている。
年表
所蔵品・文化財
交通機関
脚注
関連書籍
関連項目
外部リンク