尋河神社

尋河神社
所在地 岐阜県瑞浪市日吉町田高戸8050番地
位置 北緯35度27分30秒 東経137度13分18秒 / 北緯35.45833度 東経137.22167度 / 35.45833; 137.22167 (尋河神社)座標: 北緯35度27分30秒 東経137度13分18秒 / 北緯35.45833度 東経137.22167度 / 35.45833; 137.22167 (尋河神社)
主祭神 南方刀美神八坂刀売神
社格村社
創建 不明
例祭 10月15日に近い日曜日
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尋河神社(ひろかわじんじゃ)は、岐阜県瑞浪市日吉町田高戸に鎮座する神社(旧村社)。

祭神

例祭

10月15日に近い日曜日に行われる。当日は、花馬、御幣が氏子を渡御後、神社にて祭事が行われる。

概要

創建時期は不明である。

平安時代に編纂された美濃国神名帳土岐郡の項に「従五位下尋河大神」と記されていることから、少なくても10世紀以前に創建されたと思われる。

伝説によると「田高戸裏の木曽川沿いの大滝に、光を放つ物体があるのを対岸の加茂郡の村民が発見し、十日間にわたって神楽を行なって[1]河中に神体を尋ね当て、大滝の上流の田高戸の現在地に祀ったので尋河明神という」と伝えられているが、現在の祭神は諏訪神である。

室町時代末期の天文3年(1534年)と天正3年(1575年)の棟札には、ともに諏訪大明神とあるから、合祀のことはそれ以前にすでに行なわれていたと推察される。

鶴ヶ城の跡地にある土岐諏訪神社と同様に、古くからの祭神に諏訪神を合祀したものであろう[2]

古くは尋河明神であったが、中世に諏訪社となり、近世になって再び尋河神社に戻った。

近くにある正一位酒波神社の奥社とも考えられる[3]

鹿の角が約10頭分ほど奉納されており、土岐諏訪神社の金銅仏像(永禄3年(1560年)の刻銘文)と共に由緒の手掛かりになる宝物のーつと考えられる。社頭の灯籠には鹿が彫られている。

天正天和享保以降の古棟札が多数残っている。

明治6年(1873年)5月15日に村社となった。

昭和49年(1974年)に拝殿と覆殿を改築し、玉垣・燈籠狛犬などを新設した。

参拝の際には、鳥居前に鎖があり、通常は通行できないため、右側の参道を行く必要がある。

交通アクセス

参考文献

  • 『瑞浪市史 歴史編』 第三編 古代(ニ) 第二章 東山道と瑞浪 第三節 古代の宗教 三 古代の神社 尋河明神 p227~p228 瑞浪市 昭和49年
  • 『瑞浪市史 歴史編』 第四編 中世 第二章 室町時代の郷土 第三節 中世の宗教・文化 ニ 神道 諏訪社と尋河社 p375~p378 瑞浪市 昭和49年

外部リンク

脚注

  1. ^ 加茂郡八百津町潮南十日神楽の地名の由来
  2. ^ 瑞浪市史 歴史編 p376
  3. ^ 瑞浪市史 歴史編 p377~p378