宮脇 千鶴(みやわき ちづる、1976年6月18日[1] - )は、日本のアニメーター(演出家、アニメ監督)。大分県出身[1]。
経歴・人物
1997年、嵯峨美術短期大学ビジュアルコミュニケーションデザインを卒業[2]。『金田一少年の事件簿』(1997年 - 2000年)第37話「「雪夜叉伝説殺人事件」ファイル1」が初の参加作品となる[注釈 1]。その後は原画を中心に活動した[4]。
2005年、ジャンプフェスタ・アニメツアー2005で公開された銀魂『何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度良い』で原画を担当し、最初から最後までの15年に渡って『銀魂』のアニメーション制作に参加した[1]。なお、当初は「あのちょっと変わったマンガか~」という印象だった[4]。翌2006年4月4日からサンライズが制作し、テレビ東京で放送された『銀魂(第1期)』第1話「てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!(前編)」において、佐藤陽子と共同で作画監督を担当した[1]。『銀魂'(第2期)』第1話(第202話)「春休み明けは皆ちょっと大人に見える」からは絵コンテ・演出などを担当し、『銀魂゜(第3期)』 第1話(第266話)「一時停止はうまい具合には止まらない」より藤田陽一から監督を引き継いだ[1][5][6][7][注釈 2]。
また、『銀魂』の初代監督の高松信司を監督とする『美男高校地球防衛部LOVE!』では副監督・デザインコンセプトを担当した[8][9]。『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』の制作時、高松が「いつもどおり、『なんかいい感じに描いて』」と宮脇に依頼した結果、「いい感じ」に仕上がったとしている[8]。
『銀魂 THE FINAL』では監督・脚本などを担当した他、監修の藤田と協力して絵コンテを担当した[1][7][10][11]。なお、ダビング作業中に音響監督の高松が「大丈夫なの?これ本当に完成するの?」と心配したものの、初号試写上映後に高松は最初に拍手した他、宮脇にLINEで「完成してよかったです」と称賛した[12]。宮脇によると「先代の藤田さんから受け取った“クソ重たいバトン”を落とさずに最後まで走り切れた。」としている[6]。なお、『銀魂』本誌がアプリ連載へ移行と同時期にアニメーション制作の企画が開始し、「最後の話、映画じゃないと無理でしょ!」と宮脇が提案したため、劇場版の制作が決定した[4]。
日本サンライズ(現:サンライズ)が制作した「『戦闘メカ ザブングル』が子供のころから大好き」な作品としている[4]。
文化放送『裏方ラジオ』MCの松原秀とは『銀魂゜(第3期)』第3話(第268話)「ベギラマな夏 / 何もねぇよ夏2015」からの知り合いである。
参加作品
- 1997年
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- 金田一少年の事件簿(原画 - 第37話、第43話、第49話、第54話、第94話、第101話、第112話)
- 1998年
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- 1999年
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- 2000年
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- 2001年
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- 2002年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
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- 2022年
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- 2023年
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- 2024年
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『銀魂』シリーズ
脚注
注釈
- ^ 同話の作画監督は後に『銀魂』シリーズでも長く関わることとなる佐藤陽子である。
- ^ 同時に、藤田は初代監督・監修の高松信司から監修を引き継ぎ、一方で高松は小林克良から音響監督を引き継いだ。
- ^ 志村錠児、山本秀世、本郷みつる、橋本昌和、高橋ナオヒト、外山草と共同。
- ^ 茶山隆介、清水昌之、篠原隆、矢口弘子と共同。
- ^ 橋本昌和、高橋渉、誌村宏明、増井壮一と共同。
- ^ 成川武千嘉、加藤顕と共同。
- ^ 樋口香里、吉岡忍、migmiと共同。
- ^ migmiと共同。
- ^ 馬引圭と共同。
- ^ 藤田陽一と共同。
- ^ a b c 佐藤陽子と共同。
- ^ 演出は山口ひかる、浅見松雄と共同。
- ^ みなみやすひろ、河村智之、西沢晋、藤田陽一と共同。
- ^ みなみやすひろ、河村智之、三宅和男、佐々木忍、藤田陽一と共同。
出典
外部リンク