宮川 絢子(みやかわ あやこ、1964年〈昭和39年〉 - )は、日本の泌尿器科医。2020年現在は、スウェーデンのカロリンスカ大学病院泌尿器科に勤務している[1]。
来歴
父は経営学者で一橋大学名誉教授の宮川公男[2]。妹は医学者で法政大学人間環境学部教授の宮川路子。
1983年に慶應義塾女子高等学校、1989年に慶應義塾大学医学部を卒業。慶應義塾大学病院の耳鼻咽喉科、麻酔科、泌尿器科で研修後、1996年に泌尿器科専門医資格を取得。これに先立ち、1995年に博士(医学)の学位を取得。
1996年 - 2003年に琉球大学病院で勤務。この間、カロリンスカ研究所およびケンブリッジ大学にてポスドク。2005 - 2007年に東京医科大学で勤務後、2007年スウェーデンに移住した[3][4]。
2008年にスウェーデン医師免許を取得するとともにカロリンスカ大学に就職。2009年にスウェーデン泌尿器科専門医資格を取得した。
2012年に双子を出産した。東京医科大学非常勤講師、医療経済研究・社会保険福祉協会医療経済研究機構アドバイザーも兼務する。[5]
現在の専門は骨盤内癌で、膀胱癌と前立腺癌を中心に外科的治療(膀胱全摘、前立腺全摘)を手がけている。膀胱全摘では、尿路変向も完全体腔内で行う。また、脊髄損傷患者や手術・放射線・外傷などの後の尿路損傷や尿路機能不全に対する複雑な尿路再建も行う。手術ロボット支援による内視鏡的手術、開腹手術のどちらも得意とする。スウェーデンおよび日本で最初の女性泌尿器科ロボット外科医。2019年現在、ロボット支援前立腺全摘術、約400例、2018年7月に始めたロボット支援膀胱全摘術(完全体腔内)は約50例を執刀、その他、開腹術多数
[6]。
2020年現在は、スウェーデン在住日本人医師として、スウェーデンおよび日本における新型コロナウイルス関連の情報についても発信している[1][4]。
経歴
学歴・免許・学位
職歴
出演
TV
テレビ東京 世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~ 2017年5月1日
テレビ朝日 ビートたけしのTVタックル 2020年5月31日
出典
外部リンク